薄型テレビ

薄型テレビは設置後に移動させる機会が少ないもの。だからこそ、本体や周辺に蓄積するホコリは天敵です。

さらにお部屋の湿度も要注意。ホコリが内部の電気部品に蓄積して湿気を含むとその影響は非常に大きくなり、基板などを簡単にショートさせてしまうのだそう。

ホコリ取りなどの用具を活用して定期的に掃除しながら湿度管理も徹底できると良いですね。1年に1回はメーカーサービスに依頼して清掃をお願いするのが理想的。

また、コードやタップコードを活用すると電圧降下によって正しく作動しなくなり故障の原因となるので、延長コードの長さは必要最低限に抑えましょう。

ロボット掃除機

誰も居ないお部屋の掃除を自動で行ってくれるロボット掃除機ですが、小物のアクセサリー、硬貨、ペットの排泄物などを吸い込むと故障の原因となります。

さらにフィルターやダストボックスだけでなく、障害物検知のセンサー部分や充電端子など、取り扱い説明書を確認しながら、定期的にお手入れを行うことが大切。

一般掃除機よりもお手入れする箇所は多くなりますが、正しく走行できる環境を維持しつつ、小まめにお手入れすることで、長持ちさせることができます。

SNS などで散見される、ペットを乗せた遊具扱いは御法度だそうですよ。

携帯電話については、充電のタイミングや充電中の状態によって、長く使うことができるようになるということですし、気軽に持ち運べる割にはデリケートな家電の1つですので、丁寧に扱いたいですね。

どんな家電でもホコリや汚れを放置しておくことは劣化や故障につながるので、こまめな掃除や点検で、少しでも長く大切に使って行きましょう。

【取材協力】本多 宏行さん

テックマークジャパン総合家電エンジニア本多 宏行さん

テックマークジャパン株式会社 にて、多種多様な家電製品の幅広い専門知識が必要となる「総合家電エンジニア」資格を保持し、チームを牽引する。

FMラジオ放送局、IT系での仕事人生活を経て、フリーランスモノ書き。好きなものは、クラゲ、ジュゴン、宇宙、絵本、コドモ、ヘンテコなもの。座右の銘は「明日地球がなくなるかもしれないから、今すぐ食べる」。木漏れ日の下で読書と昼寝をする生活と絵本に携わることを夢見て、日々生きています。