顔の美しさではなく「好みの顔」

女性は好みのストライクゾーンが広いので「え?」と思う彼を「ステキ、イケメン!」と言っている場面に遭遇しますよね。
恋の力はすばらしいもので、彼女にはそう見えているだけなのですが。

そもそも女性は男性を顔のみで選びません。生きて行ける能力を持った男性を選ぶようにインプットされているのです。
そのような男性を選び、その顔を「ステキだ」と思うようになっているそうです。

また、生育環境、周りの環境によって決まります。肉親の顔や初恋の人の顔などで好みの顔ができあがってきます。「お父さんに似ている」「お兄ちゃんみたいな人がいい」、「初恋の○○くんは王子様みたいだった……」など、小さなころに受けた好みの影響は大きいです。

自分にないものを求める

自分が美しくないから、イケメンが好き。イケてないから美人が好き。自分と顔の系統が違うから好き。ないものは足したくなりますし、補い合ってカンペキになりたい。パズルを完成させたい気持ちと同じでしょうか。見とれてしまう。心が洗われるから、見ていたい……という気持ちもあるでしょう。

似ているから惹かれあう

また、似た者同士は惹かれあいます。美男美女カップルや友人関係の「類は友を呼ぶ」はそれでしょう。

顔立ちや考え方、身体的特徴や能力などが自分と似ている人と心が惹かれ合う現象を、アソータティブ・メイティングといいます。似た者同士なら自分の持っている生存戦略を確実に残すことができるからです。

確かに似たものは安心しますし、安心するからじっと見ていたくなるのです。