男性は論理的で女性は感情的、男性は人の気持ちを察しない、女性は地図が読めない……など、「男脳と女脳の違い」に関する説をよく見聞きしますよね。

果たしてどこまで本当なのか、疑問に感じたことはないでしょうか。

「異性間の違い」前提で、彼氏とコミュニケーションをとる人が増えていますが、違いだけに着目しすぎると幸せになれないような気もするんですよね。

そこで今回は、「性差」という思いこみが強くなりすぎていないか、再検証してみることにしました。

「恋のアドバイス」は男女共通

筆者は、複数の恋愛カウンセラーや婚活プロデューサーの方々から知り得た情報をもとに、たくさんの恋愛コラムを書いてきました。

そこで気づいたのですが、恋愛賢者たちは説得力たっぷりに男女の特徴の違いを挙げるけれど、肝心のアドバイスは男女共通の内容で送っていることが多いのです。

恋愛の悩みは、「相手が何を考えているのか分からない」というのが出発点ですね。

ところが、よくよく思考を追っていくと、男性が嫌がることは女性も喜ばなかったり、女性同士で気をつけたいことは男性にも言えることだったりと、共通点が見えてきます。

「なんだ、相手も人間なんだな」と理解できた時、男女の仲はうまく行くのです。

ここからは、男女共通でよくある恋愛アドバイスを挙げていきます。

余計なアドバイス(ダメ出し)はNG

男女どちらも、自分が悩んでいる時にパートナーからダメ出しされると、気持ちよく聞けないことが多いとされています。

そういう時は、うまく行かないことがあっても絶対的な味方でいてほしい、つまりは「意見や指摘ではなく、愛をください」と思うのはお互いさま。

また、男女ともに、相手のアドバイスが的外れで「やれやれ、分かってないな」とイラつきやすいようですが、これは男女の脳の仕組みを云々するより、生活様式や行動範囲が違っているので、意見が参考にならないという可能性が高いです。

話し上手より聞き上手がモテる

話にオチがない。結論のない話をえんえんと続ける……。女性の悪しき特徴として、よく挙げられることですよね。

しかし、筆者の周りでは「それで一体、何が言いたいんだろう……?」という話をえんえんと女性に聞かせたがる男性も、珍しくないです。

男女問わず、興味のある相手とは用がなくても話したいもの。論点のはっきりしない話をするのはお互いさま、といったところでしょう。

そのわりには

「俺の話を聞け」「私の話、ちゃんと聞いてる?」

と双方が思っているので、自分の話ばかりする人は、男女ともに人気が今一つ。話すよりも聞き役になれる人が、圧倒的にモテるのです。