ではイジメを防ぐ方法ってないの?

いじめられることを防ぐことはできなくても、いじめる人間を減らすことは、幼児期の教育でできると筆者は考えます。

幼児期は、人格形成の大切な時期。この時期に「イジメは卑怯な行為であり、いじめた人間にも大人になってから悪い影響がある」と、しっかり叩き込むのです。

幼児には、絵本やアニメなどを活用して、イジメが良くないことだと教えることもできます。

また、できるだけ人と関わらせて、人間関係を学ばせましょう。そして、イジメに当たるような行為があった時には、イジメが良くないことだとしっかり伝えましょう。

時には、「いじめっ子は賢くなれないよ」「いじめっ子はお金持ちになれないんだって」「いじめっ子は健康になれないらしいよ」と言ってみるのも効果があるかもしれません。

アメリカの大学でのこの研究は、エビデンスとして活用できますね。

 

幼児期の子どもは、親や信頼できる大人からの言葉を素直に吸収します。すぐに行動に移せるかどうかは別にして、頭では理解できます。

そして、幼児期に頭で理解できたことは、その子の人格や行動規範となって、その子の人生を支えるのです。ですから、この時期に「人としてのあるべき姿」をしっかり伝えていくことがとても大切なのです。

いかがですか?

人間社会において、イジメを完全になくすことはできません。けれど、家庭で、そして教育現場で、いじめる人間を減らす努力はできるはず。わが子をいじめっ子にしないためにも「イジメは良くないこと」としっかり伝えていってくださいね。

 <参考>
Long-Term Effects of Bullying on Health and Wealth | Psychology Today
Impact of Bullying in Childhood on Adult Health, Wealth, Crime, and Social Outcomes

「元日本航空CA、英語プリスクール経営者、保育士。幼児教育研究家として『日本欧米いいとこどり育児のススメ』をYouTubeでも発信。著書に『グローバル社会に生きる子どものためのしつけと習慣』『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』『モンテソ―リ教育で伸びる子を育てる』、『ホンマでっかTV』に子ども教育評論家として出演など。」