“干渉しない”が有効とは限らない! 本当に「できる子」のリアル
できる子の親の特長は、子どもにあまり干渉せず、本人のやりたいことを自由にやらせ、「勉強しろ」とはいわずほめて伸ばすといったところ。
できない子の親はこの真逆であり、子どもにうるさく口出しして、子どものやる気をそいでいくというのが通例だ。
しかし、勉強であれ部活(習い事)であれ、真剣に努力して取り組むような子ならば、たいていの親は干渉しないで“済む”って話なのではないか。夏休みに入ったとたん本気で勉強しなくなり、8月末になって初めて鉛筆を持ち「鉛筆、重っ!!」とか叫ぶような子どもだからこそ親もついつい口うるさくなる。
鶏が先か卵が先か。できる子の親は、放っておいても子どもがいい子だからこそ優しくなれるんじゃないの?と、邪推。
ここでふと思い出したのが、3人息子を東大理IIIに合格させた佐藤ママである。
そもそも佐藤ママ自身が津田塾大学出身で私立高校の教師だったそうだ。
いわば東大合格はエリート母によるプロの仕事だったわけで、賛否両論あるけれど、あれが学習面で「できる子」をつくる親のリアルな姿なんだろう。
AKBじゃないけど恋愛禁止っすよ。のびのびなんて許さないわけ。
親としての理想形と子どもの出来不出来は、微妙にリンクしないように思える。
極端なケースは例外として、過干渉な親に「あれしろ、これしろ」とうるさく言われたとしても、放任されたとしても、伸びる子は伸びる。
結局は子ども本人の素質に頼る部分が大きく、できる子の親とできない子の親の違いはあんまりないんじゃないか、というのが個人的な結論。
親が子どもにできることって思いのほか少ないのかもしれない。