メンバーのことはどう思ってる?
――ちなみにJin-Machineのメンバーの中で一番付き合い長いのは誰ですか?
水月:一番付き合いが長いのは、あっつさんですかね。キム君もジンマに入る前からの知り合いなんですけど、それもあっつさんを介しての知り合いだったんで。顔は白いですし、広いですね。
――韻を踏む! ところで、メンバーひとりひとりの印象を伺ってもいいですか?
水月:16さんは喋りがうまい。あとは、几帳面なんだけど抜けてるところが結構あるんですよ。今回のツアーでも、みんな集合したあとに「あ、アコギ忘れた」つって家まで取りに帰ったりとか(笑)。マイペースな部分結構あるかもしれないですね。
――最近の閣下は「MC」と名乗ってはいますが、ボーカリストとしてすごく成長してると思うんですよね。
水月:ですし、すげえヴィジュアル系っぽくなったなと。
――ここ2、3年で随分とヴィジュアル系ナイズされましたよね。
水月:そうですね。やっぱ喋りがどうしても芸人の部分が抜けないじゃないですか。
――「はいどうもー!」みたいな。
水月:そこのギャップがいいなとは思うんですけど、最近ちょっと喋りまでヴィジュアル系っぽくなってきた部分があるんで、大事な部分は忘れないで! というか自分らしさは残しつつ、結構周りに影響されやすい部分もあったりするんで。
――あっつさんは逆に相当特殊なポジションですよね。
水月:初めて会ったときは、白塗りの人だけど、普段は優しい人なんだなっていうギャップがあって。なんか、キャラが面白いですよね、白塗りなんだけどオタクだし。結構色んなことをやりたがる人だなとは思いますね。
――色んなことというのは?
水月:前のジンマのワンマンでギターソロやったりとかベースソロやったりとか。好奇心旺盛な人っていうイメージが多いですね。なんですけど、なんつったらいいのかな…、良く言えば、芯がある人で、悪く言えば頑固な部分があるっていう。変えたくない部分は絶対に変えたくないっていう人なんで。アーティストとしてはそれはそれで正しいのかなとは思いますね。
――ひもりさんは。
水月:マルチプレイヤー。天才。あといちばんメンバーの中で一緒に飲む機会が多いですね。
飲み屋に行くこともありますし。うちで飲むときは、ふたりでちょっと作業して、それが終わってから飲むみたいな感じなんですけど、その流れで結構一緒に飲む機会は多いですね。で、野球だったりとかお笑いだったりとか、音楽以外の共通の趣味も多いんで、話が多分いちばん合いますね。
音楽に関しては、ホント何でも聴く人なんですよ。ひもりくんも元々ヴィジュアル系も聴いてたりしていたんで、音楽の話もできるし、気づいたら半日とかふたりで飲んでたりする時もありますね。
――では木村さん。
水月:キム君は、すごい器用な人だなって思いますね。何やらせてもさらっとやっちゃうイメージに見えますね。キム君も結構話が合うので、野球の話やX JAPANが好きだったりとか。あとは、彼がジンマに入って、一番多分変わった人だと思うんですよね。「変な」っていう意味じゃなくて、変化があったっていう意味で変わった。
――どう変わりました?
水月:まずキム君に出会った当時は、ひもりくん以上にヴィジュアル系をやるイメージが全くなかったんですよ。だから、ここまでヴィジュアル系に染まるとは思わなかったです。
どんどん良い意味で人間的にも変わっていったんで。まあそれも「器用」っていうことになるとは思うんですけど。
それに、リズム隊として一緒に演奏してて楽しいなとは思いますね。今までいろんなドラマーとやってきたんですけど、キム君って自分とはノリが違うというか、キム君は結構正確に叩くタイプの人なので。結構器用に前ノリだったりとか後ノリだったりもできる人なんで、ドラマーとしてのキャラが多いというか、引き出しが多いので、演奏しててめっちゃ楽しいですね。