4.確認ばかりの関係

「〇〇君は私のことを本当はどう思ってるんだろう」と彼の気持ちばかりを気にして、何も手につかないのは彼に依存し始めている証拠。

「ねえ嫌いになっちゃった?」と何度も繰り返し確認したり「ずっと続けばいいなと思ってる」と、直接彼に言ってしまうことも同様です。

これらはよくあるケースに思えますが、彼は「依存されている」と感じます。

彼の気持ちが気になって、面と向かって感情を言ってしまうのはよくありません。

また、答えを強要したり「あなたも私と同じようになってよ」と押しつけることも依存でしょう。

そもそも自立した関係ならば確認はしません。確認されて答える気持ちが本当だとは限らないからです。

5.SNSに書く関係

彼とのツーショット写真をつねにSNSにアップする、「彼と〇〇に行った」「〇〇した」と書く、「愛してる」と思いの丈をつづる……。

SNSの投稿がこればかりになったら依存の入り口。それを彼に読めと言ったら依存です。

自立している関係なら、お互いそれぞれの生活があるので、SNSをフォローし合っていても干渉しません。

彼はどう思っている?

「世界には二人しかいない」と、他人どころか家族さえも目に入りません。「彼がいなくなったら死んじゃう」と、彼がすべてなので、忠告や注意する人を邪魔者と思いこみます。

このような状態の中で、たいていの男性は「依存=束縛」と考えるでしょう。依存を察知すると「自分の自由が奪われてしまう」という危機感を抱くのです。

自由が奪われることは怖いことで、自由を奪う人は恐ろしい人です。

恋愛の楽しさはなくなり、愛は消えてしまうでしょう。依存はその人の本来の輝きを失わせるので、結果的には嫌われてしまいます。

一人か二人か、恋か仕事かの二択ではありません。恋愛してなお仕事や友人関係、一人の時間が楽しい、それが本来の姿です。

依存した恋人の存在が自分の幸せを決めてしまう。依存が進むと人生も振り回されてしまいます。危険なことですね。

ですから、相手に依存し過ぎないためにしっかりと自立心を持つこと。一心同体なんてそうそうありません。依存を深い愛と勘違いしないようにしましょう。

まずは友人との関係性を取り戻し、そして一人の時間……という順番でだんだんと自立していきましょう。

たえなかすず:歌人。短歌を詠むことが好き。ブラブラとOL時代を送ったあと結婚し、二人の娘の母になった恋愛コラムニスト。他恋愛サイトでも連載中。昭和マニアなのでいつも昔に思いをはせています。恋愛の話と面白いネタに食いつきます。趣味は映画観賞とマラソン。