出産間近のご家庭では、赤ちゃんが生まれる前から「準備するものリスト」を参考に必要なベビー用品をそろえて万全の準備をしていることでしょう。
ところが、「これだけ買っておけば十分だろう」と思ったものが、足りなくなる場面が多くあります。ここでは、消耗品を除き、買いそろえておいたにもかかわらず、出産後に追加で購入することのあるベビー用品をご紹介します。
1日1着では終わらない「ベビー肌着」
生まれたその日から必要になる肌着。毎日欠かさずと言っても過言ではないほど、肌着を交換します。
なぜなら、生まれたばかりの赤ちゃんは胃の発達が未熟で、1日に何度も吐き戻しをするからです。吐き戻しを防ぐためにミルクを飲んだ後にゲップをしますが、それでも吐き戻してしまう子はたくさんいます。
赤ちゃんによっては、肌着がびっしょりになるほど吐き戻してしまうことも。そのため、肌着の交換は思いのほか頻繁に行うことが多いのです。
また、夏の暑い時期に汗をかいたり、おむつがずれて肌着に漏れ出てしまったりしたときに交換するので、1日に2~3枚は使用するつもりで準備しておくといいかもしれません。
ミルクを拭いたらすぐ洗濯!「ガーゼ」は1日に何枚も使います
優しい肌触りで吸水力も高いガーゼ。新生児のうちは沐浴のときだけでなく、ミルクを飲んだ後にゲップをするとき、吐き戻ししやすい子の場合はゲップをした後に赤ちゃんの口周りを拭いたり、肌着を拭いたりするのに使います。
吐き戻したミルクには独特の臭いがあります。ふき取ったガーゼは嫌なにおいを放つだけでなく、衛生上の理由からも繰り返して使うことはできません。吐き戻したミルクを一度拭き取ったらすぐに洗濯して、新しいガーゼを準備することが大切です。
例えば、新生児のうちは1日7~8回のミルクを飲みますが、毎回飲み終わった後に吐き戻しをしたり、沐浴でガーゼを使ったりするので、1日で8~9枚を使用することもあるのです。1回の洗濯でガーゼを10枚以上洗うことも珍しくありません。
肌着と同様、ガーゼは赤ちゃんの世話をするときには肌身離さず使用するので、十分すぎるくらい用意しておいた方がよさそうです。
吐き戻しやおねしょで頻繁に交換する「布団カバー」と「おねしょシーツ」
ベビー布団を購入する方は多くても、替えの布団カバーを購入する方はあまり多くないかもしれません。
先述した通り、赤ちゃんがミルクを吐き戻したり、おむつからおしっこが漏れ出てしまったりして、シーツの交換はわりと頻繁に行われます。汚れたシーツを洗濯し、乾かしている間に使用する代替のシーツも購入しておくと便利です。
シーツのない状態で赤ちゃんを布団に寝かせるよりは不安が解消されます。
同様の理由でおねしょシーツも新生児の頃からおむつを完全に卒業できるまでの長期間にわたって使用できるので、予備を用意しておいて損はありません。
こちらも洗濯して乾かしている間の代替のシーツがあれば安心です。
どちらも、予備用として1枚ずつストックしておきいざというときに備えておくと便利ですよ。