冬におすすめのチーズ5選
チーズフォンデュ
ひとつ目は、チーズ工房 白糠酪恵舎がチーズフォンデュ用に考案した「チーズフォンデュ」。
ご存知のように、チーズフォンデュはスイス名物料理だ。5年ほど前、マッターホルンのお膝元、ツェルマットのレストランで食べたことがある。注文したところ、別室に案内された。匂いがきついたことから、チーズフォンデュ専用の部屋が用意されていたのである。
白糠酪恵舎の「チーズフォンデュ」を使い、久しぶりにスイスの名物料理を食べたのだが、気になる匂いをまったく感じなかった。
スイスでは、エメンタールとグリュイエールという2種類のチーズでこの料理を作る。片や、白糠酪恵舎の「チーズフォンデュ」には、セミハードの「テネレッロ・シラリカ」とハードの「モンヴィーゾ」を使用。チーズフォンデュ特有の匂いもなく、熱々のスイス料理にありつけたというわけだ。
ただし、この料理を食べる際、ひとつだけ注意したいことがある。まちがってもビールを飲まないこと。冷たくて、アルコール度数が低いビールを飲むと、胃の中でチーズが固まり、腹痛を起こす。下手をすると腹痛だけではすまされないので、ビールだけは避けたいところだ。
「ル・クールゼのような厚手の鍋にニンニクをこすりつけ、『チーズフォンデュ』とワインを入れます。ワインは月浦ワイナリーの『ミュラー・トゥルガウ』か、千歳ワイナリーの『北ワイン ケルナー』をおすすめします」
拙宅にはル・クールゼがないので、やや厚めのステンレスの鍋で作った。パンなどを刺してチーズフォンデュに付ける道具もないのでフォークで代用。台所にある道具と、白糠酪恵舎の「チーズフォンデュ」、ワイン、パン、お好みの野菜があれば、本格的なスイス料理が楽しめる。
ラクレット
冬に食べたいチーズといえば、「ラクレット」を忘れてはならない。
「うちでは道内の5つの工房のラクレットを扱っています。いまの時期なら、しあわせチーズ工房(足寄町)の『ラクレット』を食べてください」
専用オーブンにラクレットをのせ、とろけたところをパンや、ゆでておいたジャガイモにつけて食べる。専用の道具がなくても大丈夫。1cm程に切ったラクレットをホットプレートに並べ、とけたらすかさずジャガイモにたっぷりつけてほおばる。
赤ワインも用意したい。