スカモルツァ・ビアンコ

アドナイの「スカモルツァ・ビアンコ」は780円/100g(税別)

イタリアには、カチョカバロと呼ばれるチーズがある。ひょうたん型に整形したものに、紐を結び、ぶらさげて熟成させたのがカチョカバロだ。完成するまでに手間がかかるため、高額でなかなか手が出ない。

オホーツク海に面した興部町にあるアドナイでは、カチョカバロを小さくしたような「スカモルツァ・ビアンコ」を製品化している。お手頃価格なので、購入しやすいのが嬉しい。

スカモルツァ・ビアンコを使った料理

やや厚めにカットしたものをテフロン加工のフライパンで焼き、ステーキにして食べるのが一般的だが、今野さんによればハンバーグにのせてもおいしいという。

「ドミグラスソースをかけてもいいし、チーズの塩分だけで食べてもおいしいんです」

ミモレット

ニセコチーズ工房の「二世古ミモレット」は790円/100g(税別)

白いチーズが続いたので、暖色系の色合いのミモレットを推薦してもらった。

「ミモレットは、フランス語で『半分柔らかい』という意味があります。輸入もののミモレットは1年以上熟成させたものが多いのですが、ニセコチーズ工房(ニセコ町)の『二世古ミモレット』は3~4か月熟成なので、その言葉どおりの柔らかさで、お子様からご年配まで爽やかな味わいを愉しめます。

カットしたものをサラダに入れたり、サンドイッチに使ってください。オレンジ色のこのチーズは、視覚的に暖まれると思います」

シマフクロウ

チーズ工房チカプの「シマフクロウ」は920円/100g(税別)。

根室にあるチーズ工房チカプでは、「シマフクロウ」と命名したハードチーズを作っている。
根室は野鳥が多いことから、アイヌ語で「鳥」を意味するチカプを工房の名に頂戴した。

「夏に放牧した牛の乳で作ったチーズを半年間熟成させたのがシマフクロウです。うちには1月頃届きます。手元になくなったら売り切れ。

そのままでもいいし、薄く切ったものをグラタンにのせて焼いてください。放牧全盛期の牛乳なので、草に含まれるβカロテンがチーズに反映され、黄色味を帯びているのが特徴です」