当初チーズとそれに合う道産ワインやハチミツを扱っていた。その後、チーズ工房チカプが、チーズに合うクラッカーを作っているVOSTOK labo(根室市)を紹介してくれた。

道産小麦、道産米油、大雪山のミネラルウォーター、ゲランドの塩にポルチーニ、青のり、塩昆布、トマトを練り込んで焼き上げたクラッカーだ。

(左から)「ポルチーニ」(690円)、「塩昆布」(650円)、「トマト」(650円)、「青のり」(600円/すべて税別)。

「お好みの道産チーズをこのクラッカーにのせて食べてみてください。クリーミィな白カビタイプのものと相性がいいと思います。中でも、塩昆布と青のりは、漁業の盛んな根室市でとれた地場のものを使っているので、特におすすめです」

北海道産の牛乳を使った「アイスクリーム」は380円(税込)

チーズはもちろん、ワインもハチミツもクラッカーも持ち帰ることができるが、ここで食べるしかないものがひとつだけある。

「店内にあるアイスクリームメーカーで作ったアイスクリームがそれです。北海道の牧場から届く牛乳に砂糖などを加えて作っています。不定期で牧場が変わるため、あっさりとしたアイスクリームもあれば、濃厚な味わいのものとも出会うことができるはずです」

■チーズ専門店「チーズのこえ」
東京都江東区平野1-7-7第一近藤ビル 
03-5875-8023
営業時間 11:00?19:00
定休日 不定休

東京五輪開催前の3歳の時、亀戸天神の側にあった田久保精肉店のコロッケと出会い、食に目覚める。以来コロッケの買い食いに明け暮れる人生を謳歌。主な著書に『平翠軒のうまいもの帳』、『自家菜園のあるレストラン』、『一流シェフの味を10分で作る! 男の料理』などの他、『笠原将弘のおやつまみ』の企画・構成を担当。