日本人のソウルフードと言っても過言ではないカレーパン。

起源については東京都江東区にある「名花堂」(現:カトレア)2代目の中田豊治が1927年に実用新案登録した洋食パンが元祖と言われることが多い。

(他にも諸説あり)同新案は「具の入ったパンをカツレツのように揚げる」という主旨であり、カレーの言葉は全く含まれていないが、この開発時にはちょうど関東大震災が起こり、店の建て直しを急いだ2代目が「洋食の2トップ」であるカレーとカツレツを取り入れたパンを思いつき開発したのだ、と5代目主人は語っている。(wikipediaより)

そんな昔から、われわれ日本人に愛されているカレーパンが、日々進化をとげていることを皆さんはご存じだろうか?

えっ? カレーパンって楕円形のパン粉をつけて揚げたものでしょ? と思われている方、驚くことなかれ! 形は楕円形とは限らないし、衣だってパン粉だけとは限らないのです。

パン屋さんめぐりの会代表であり、10,000個以上のパンを食べ歩いたパンマニア、私、片山智香子が、そんな最新カレーパンベスト5をご紹介いたします!

第5位 ゴントランシェリエ かぼちゃときのこのカレーパン

まず、これがカレーパンなの? と思った方も多いかと。そう、揚げてもいないし包み込んでもいない。惣菜パンじゃん! と思った方も多いはず。でも、これもれっきとしたカレーパン。

これが、食べてみると納得。口に入れた時に、チーズのとろりとした食感と濃厚な香りがくる。その後にカレーが追いかけてくる感じ。キノコと南瓜がざっくり大きくカットされているので、これらの野菜の味がさらに追いかけてきて、最終的に全てが口内調理されて味が完成となる。

見た目も可愛いし、自分の中ではカレーパンの定義が良い意味で裏切られた一品。

ゴントランシェリエ
住所:東京都渋谷区渋谷1-14-11ビーシーサロン渋谷
営業:7:30~20:00
休日:不定休

第4位 ブーランジェリーラセゾン 揚げカレーパン

これも、また見た目にびっくりなカレーパン。このゴツゴツした怪獣のようなフォルムにファーストインパクトを受ける。これ、実は、食パンをスライスした時に余ったミミの部分をクルトンにして衣として一緒に揚げているらしいのです。

ザクザクっとした食感が心地よく、生地自体ふんわりしていて食べていて重くない。一口目、甘めのカレーなのかと思いきや、じわじわ辛味がきいてきて最後には舌に辛味が残るようなクセになるカレーの味。目と耳と舌で楽しめるカレーパン。

ブーランジェリーラセゾン
住所:東京都渋谷区代々木4-6-4エクセレント代々木1F
営業:7:00~20:00
休日:月曜日