今年になって、「0歳児の71%がスマホ使用」という衝撃的なニュースが話題となりました。

こちらは、子育て応援サイト「すくコム」が行った実態調査で、0歳児の親の71%が子供にスマホを使わせた経験があると回答したのです(スマホ利用の父親・母親1612名対象、2015年)。

年齢別の使用率は0歳で71%、1歳で72%、2歳で82%となっています。

なかなか0歳児がスマホを使いこなすことは想像ができないのですが、確かに筆者の子どものことを思い出してみると、0歳児であってもスマホのロックを外しましたし、写真などをスクロールしながら鑑賞していました。言葉を覚える前に、スマホの動かし方を覚えたことに驚いた記憶があります。ただ、その使い方は、スマホを使用しているというか、“触っているだけ”という印象です。

今回の調査結果を見て思い出してみると、確かに子守の際にスマホを頼ったことがあります。交通機関など子どもが大声を出してほしくない時や、泣いてほしくない時に、スマホは実に効果的で。
あんなに騒いでいたのにも関わらず、スマホ上に流れる動画『いないいないばあっ!』を、噓のようにおとなしく見ているのです。これには大変驚きました。

昨今、こういった「スマホ子守」の是非について語られるシーンが多く見られます。

分かってはいるんです!

インターネット上では、「スマホ依存になってしまう」「育て方がわからない親が逃げているだけ」といった否定的な意見や、「必要な時のみ利用するなど使い分けができていればOK」「絵本を一緒に読むのと同じ」といった肯定的な意見があり、賛否両論の様子。

ただ、ほとんどのアンケートでは、幼少期からのスマホ接触について否定的な意見が多数を占めており、「ダメだとわかっていても……仕方なく使ってしまう」というのが、正直なところではないでしょうか。