3. 自分で予約しない
「好きな人がいて仲はいいのですが、とにかく連絡不精な人で普段から遊びに行く計画もご飯を食べに行くお店も全部私が決めていました。
ある日、『たまにはあなたがお店を探してよ』と言ったら、しばらくして『こことかどう?』って人気のお店のリンクを送ってきて。
『ここいいね。いつ行く?』と返したら、『今度の土曜日が空いてるけど』と週末に行く約束をしました。
が、『混みそうだから、予約したほうが良くない?』と訊いたら『そうだね、じゃあよろしく』って言われてドン引き。
私に予約させるんだ……と思ったら、なんだか大事にされていない気がして、結局行くのはやめました。
そういう手間を押し付けてもいい相手ってことですよね?」(28歳/企画)
こちらも、女性との食事にそもそも価値を感じない証拠ともいえる男性の行動。お店は見つけてくれたけど、女性に予約をお願いするのはエスコートする気がないのと同じです。
気心の知れた仲だから気軽に頼んだのかもしれませんが、その手間を自分が取らない時点で「大事にされていない」と思うのも無理はありません。
こういう女心に気が付かないのも、交際をためらう理由になるのですね。
4. 「食事よりそのあとの時間が大事」!?
「友達の紹介で知り合った男性がいて、みんなで食事したときに同じ趣味の話で盛り上がり、またふたりで会う約束をしました。
何回か昼間にお茶をして、次は晩ごはんを一緒に食べよう、って話になったとき。
お店の話題が出てこないから『何処かいいお店があるんですか?』って訊いたら『そのときに適当に決めようよ』って言われてびっくりしました。
何処でもいいのかなと思ったら、『食事よりそのあとの時間が大事だと俺は思っているので』と真顔で言われ、さらに引きましたね。
別に下心が見えたわけじゃないけど、一緒に食べる時間をすっ飛ばしてそのあとの時間に集中されても、私のほうが楽しくない。
それから一度食べに行ったけど、まったく盛り上がらずに食事の後でバイバイになり、結局疎遠になりました」(32歳/公務員)
せっかく親しくなっても、自分との食事を「お店は適当に決めよう」と言われたら、ちょっと寂しくなりませんか?
「一緒にご飯を食べながら楽しい気持ちになって、そのあとの時間も過ごしたいと思えるのに」とこちらの女性は言っていました。
先に「食事のあとの時間」を意識されると、窮屈だし下心があるのかも、と警戒してしまいます。
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男性のなかには、そもそも女性と食事をした経験があまりなく、気持ちの向け方がわからなという人もいます。
食事は、美味しいものを一緒に食べて楽しい時間を共有する、ふたりの心が近づく大切な機会。
その価値がわからないと、いざそのときになっても女性ががっかりしてしまう対応しかできないのは、大きな損かも、と思いました。