現在ブレイク中の“フェチタレント”
“フェチ”をエンターテイメントとして世の中に発信し続ける団体があります。現在ブレイク中の団体に突撃インタビュー!!
キャットファイト団体Cat Panic Entertainment(CPE)
キャットファイトとは、女性同士のケンカや取っ組み合いを意味します。それをエンターテイメントとして提供するのがCat Panic Entertainment(CPE)です。
今年で15周年を迎えるCPEの代表・THOGO(トーゴー)さんは語ります。
「元々プロレス好きだった僕は、“面白いことをやろう”と思ってキャットファイトを始めました。男性は頭脳と腕力で駆け引きをします。一方、女性は本能で行動しますよね?昔のバーゲンセールや男の取り合いといった女性の闘いを、みんながハッピーになるようにエンターテイメントにしました」
2001年にロフトプラスワンで開催されたキャットファイト。THOGOさんは「1回で終わりにしよう」と考えていましたが、チケットは即完売。「これはもうちょっと続けた方がいいな」と続けていたら早15年(笑)。
「キャットファイトと女子プロは全く違います。キャットファイトは、良い言い方をすると、規制が無くてハプニングがあります。悪い言い方をすると、完成したものを見せるわけではないのでグダグダになる可能性があります。また、バナナを使ってパフォーマンスをしなければならないなど、女子プロよりもルールが緩いですね」
コスチュームは、守るところは守るが、それ以外は好き放題。CPEは「着エロの元祖」を自負しています。
「キャットファイトにはお手本がありません。他の人たちがやってないことをやろうと、思いついたことを実現しています。それから、僕は90年代が大好きなので、当時TVで活動していたタレントさんをCPEでデビューさせるんですよ」
CPEの興行は毎回満員御礼。お客さんは「とにかく楽しい!居心地がいい!」と大喜びだといいます。
フェチフェス07には現役キャットファイター2名が参戦。初代ミニスカポリスの福山理子さんとモデルの雛りなさんです。福山理子さんは、キックボクシングにも出演したことのある本格派。「キャットファイトの魅力は実際に観に来なければわかりません」とニッコリ。一方、「過激なことをして四方八方から見られるのが大好きです」と雛りなさんは微笑みます。
他にも、現役キャットファイターのフェチフェス出展者を紹介します。
前ページで紹介したせつなあやめさんは、「キャットファイトは非現実的な空間です。日ごろ生活していて絶対体験できないことばかりで楽しいです。ただ、天龍源一郎さんの娘さんに似ているということで、“天龍”と呼ばれるんですよ。天龍さんに申し訳ないですね」と苦笑い。
Li2MiHOLiCの若林美保さんも、THOGOさんに誘われてキャットファイターになった一人。「私の本気度と身体の動きを観てもらいたいです」と語る若林美保さんは、お客さんから「強いねー」と驚かれるそうです。「魅力ある女性たちの本気の闘いが観られるし、その闘う女性たちがとてもセクシーです」とCPEの見どころをPRします。
5月には、CPE旗揚げ15周年記念大会が19・20・21日に開催決定!キャットファイトファン必見です!!
TOKYOZENTAICLUB
カラフルな全身タイツ通称「ゼンタイ」でお馴染みのTOKYOZENTAICLUB。各種メディアへの出演、デザインフェスタなどへの出展、アーティストとのコラボ、そして原宿でのゼンタイイベント開催……。2015年は、TOKYOZENTAICLUBが大きく飛躍した一年でした。
TOKYOZENTAICLUBの2016年の活動について、代表のタムラトオルさんが話してくれました。
「2016年は、日本発の全身タイツとして、より日本らしく、そしてファッションとして世界に羽ばたく一年になると思います。
“より日本らしく”とは、たとえば柄ですね。富士山や着物、忍者などをイメージした和柄が流行ると思いますし、流行らせるつもりです。柄だけでなく、デザインについても、いろいろ考えています。
“ファッションとして”とは、ノーマルなのっぺりしたゼンタイ以外も模索したいということです。全身を包みながらも、目の部分を開ける、髪の毛を出せるようにするなど、一般の方々にも受け入れられる感じにしたいなと思っています」
そもそもゼンタイの魅力はどこにあるのでしょうか?
「ゼンタイは、着用者それぞれの楽しみ方や用途があるアイテムです。たとえば、ゼンタイを着用すると顔が見えなくなります。そうすると、いつもとは違う自分、ある意味“本当の自分”を出せるんですね。他にも、トラウマの克服としてゼンタイを着用している人もいます。
ゼンタイは日本発ですから、日本人との相性はバッチリです。無限の活用方法を楽しんでください」
TOKYOZENTAICLUBはフェチフェスでも大人気。ゼンタイの着用体験や立体バキューム(≒人間版布団圧縮袋)体験などに加えて、生地から作ったという、TOKYOZENTAICLUBオリジナル柄のゼンタイのお披露目がありました。着用するゼンタイガールはじゅっちゃんさん。
じゅっちゃんさんは、今回のフェチフェスで初めてゼンタイを着用しました。ゼンタイを着たいという願望がようやく実現したという彼女は、ゼンタイのどこに魅力を感じているのでしょうか?
「一枚のベールをまとうことで、内にある自分が目覚めるような感覚に囚われます。視界は悪くなりますが、自分の息遣いなどがはっきり分かって、不思議な空間に陥ったようです。その感覚が好きですね。
私の場合、変身願望を満たすのではなく、五感を楽しむスキンケア的に楽しんでいます。ゼンタイ同士でお互いに触り合いをすると五感がさらにくすぐられます。これも気持ちいいですよ」
初めてのゼンタイ体験でゼンタイにハマったじゅっちゃんさんは、「TOKYOZENTAICLUBをよろしくお願いします!」と笑顔が輝いていました。