3. 机上の勉強だけではない
本を読むと色んな知識を得られます。友人の子どもは“野口英世の伝記”を読んで興味を持っていたので、英世のゆかりの地を訪ねるときに前もって親子で下調べしていました。
そして、東北へ着いたときは、わんこそばを食べたりグルメ三昧に終わらせず、福島県の野口英世記念館を訪ねていました。
初めて東北新幹線に乗るときも下車しない駅の土地の由来や名産物を事前に調べていました。だから車内でお菓子を食べたり、ずっと居眠りしていたりゲーム三昧ではなく、子どもはずっと窓の外の景色を興味深く見ていました。
机上の学習だけに終わらせていないので、知りたいことに火が点いて、ますます勉強が好きになっていました。
4. 質問してきたら丁寧に答えてやる
子どもが2歳~5歳くらいの間は質問ばかりしてきます。
「どうしてあのおじさんは帽子をかぶっているの?」「どうしてお空は青いの?」としつこいです。でも、これを「しつこい」とか「うるさい」とは思わず丁寧に答えてやることが大切です。
私の友人も子どもが「どうして葉っぱは緑なの?」と親に聞いてきたときは、光合成の話まで発展させて丁寧に説明していました。
「空は何故青色に見えるのか」などネットを調べれば太陽との関係性など情報はたくさん得られます。「どうしてあのおじさんは帽子をかぶっているの?」と聞いてきたときも「ママはあのおじさんじゃないからわからない!」と木で鼻を括ったような回答はしないでください。子どもは悲しい思いをします。
こんな時は「きっと寒いからじゃない」「もしかして熱が38度くらいあるからかもしれないね、お薬は飲んだのかしら」「帽子が大好きなのかもしれないね」「お家にはもっとたくさんの帽子が箪笥の中にあるかもね」と会話を発展させましょう。
想像を膨らませると楽しくありませんか?
拒否すると「ママに聞いても答えてもらえない」となり段々と質問しなくなってしまいますよ。後で「勉強が嫌いで困っている」となってしまったのは、子どもが興味をもったときタイミングよくその芽をうまく引き出していなかった親の対応が原因かもしれません。
まとめ
子どもが成績優秀なママは“勉強をさせている”という意識はなく、ごく普通に当たり前にこれらのことをやっていたりします。
「特になにもしていませんよ」と心から本気で言っているのです。
生まれ持っている素質、遺伝的なものもありますが、環境だけは真似することができますよね。絵本を何冊も読んでやる、テレビを付けないなど、ママがちょっと頑張らなくてはなりませんが「子どもを優秀に、うまくいけば将来東大に」と夢を持っているのならば、今から出来ることからやってみませんか。