お金で妊娠は買えないけれど、タダで手に入れた人はいる?!
――どんなに高額でも、不妊治療にかかる人はわらにもすがる思いで行くのだと思います。ある種、ビジネスのようになっている気がしないでもないのですが・・・
M「女性の方も、お金を出せば妊娠できると思っているんですね」
――ああ、なるほど~・・・。ところで、病院では峯村先生が言われる生活面の見直しですとか、食事指導、いわゆる養生のようなことはまったく言われないわけですよね。
M「今まではそうだと思います。でも少しずつ、流れが少しずつ変わってきているのではないかな、とも思いますね。私のブログを読んで、養生生活を始めて、タダで妊活に成功した人がかなり出始めていますし」
――タダってすごいですよね!(笑)
M「夫の精子の状態が悪くても、女性が養生して妊娠に成功した例もいくつもあります」
――やってみない手はないですね!
2人目不妊の裏にママの疲れが
――「シーちゃんメソッド」では、9時就寝だとか、人によっては夜の7時半に寝るように言う場合もあるとのことで、かなり驚きました(笑)
睡眠に関しては、最近では睡眠負債をためないようにしようだとか、わりと一般的に言われるようになってきましたが、「疲れないこと」に関しては、なかなか理解して実行するのが難しいことのように思います。
特に、すでに子どもがいて毎日を忙しく乗り切っているママなどだと、「疲れている」と自覚することさえままならないかもしれません。
M「疲れていると、2人目不妊は加速します。『最強の妊活』の中では、2人目不妊のことを“スッカラカン不妊”って呼んでいるんですけど(笑)」
――もう精も根も尽き果てるという状態でしょうか。私も上の子と下の子との間が10年空いてしまって・・上の子が男の子だったので、大変でしたね。
M「それは地獄ですよ!特におじいちゃんおばあちゃんが近くにいないと」
――そうですね、なかなか頼る人がいませんでした。病気ではないけれど、疲れているのか疲れていないのかわからない状態で・・・
M「10年というと、子どもはやっと親がいなくても自分のことができるようになってくる年齢ですよね。
それでちょっと楽になって・・・でも10年も空けないためには、ちょっと手を抜いて、夏休みはおばあちゃんに子どもを丸投げして自分は寝てる!とか、とにかく無理しない、頼るのがいいんです!幼稚園とかだと、夏休みなんて地獄じゃないですか」
――そうですね、ただ、なかなか親でも頼るのは難しい人もいますよね。
妊娠しやすい生活へのシフトチェンジは必要
――妊活のためには、大幅に生活を変えることも、時には必要と書かれていますね。
M「私は妊娠するためには仕事をやめろとまで言うこともあります。妊活をしても妊娠しない、それが2年、3年と長引いてくるのであれば、なにかを手放さなければいけないということです」
――厳しいようですが、それが真実なのですね。
M「家から30分圏内で生活するのが、妊活のためには一番いいんですけどね。仕事もできれば電車には乗らないで、自転車で10分くらいのところ、保育園もそのくらい、というのがベストです」
――通勤に1時間半以上かける方もザラにいますよね。
M「2時間の方もいますよ。そうなると体力的に妊娠継続が難しくなってきます。私のところでは、職場の近くに引っ越してすぐ子どもが出来た方もいます」