「キラキラへの投資」は、思ったほど恋愛に功を奏さない。そのことにうすうす勘づいていながらも、流行りの波に乗せられて「女子力アップ」を頑張ってしまう人が後を絶たないのだけれども、本当にモテたければ沖に運ばれてしまう前に、その波から降りたほうが早いだろう。
頑張ってキラキラしなくてもいいんだ。そうと決まれば、ちょっとホッとするところもある。
さあ、清潔感に目覚めましょう!
何もしなくてもいいと言いたいわけではない。ここで思い出していただきたいのが、「清潔感」というキーワードだ。
男子は、「清潔感のある女子」にものすごく弱い。
女子力アップを図る女子のことを粗雑に扱って、ちょっと失礼なんじゃないかなんて思っちゃうような彼らも、「おしゃれするタイプじゃないけど、吐息からミントの香りがしてきそうな子」だと一目置いている感じ。
男子は、人工的な可愛さである「女子力」よりも、天然の恵みっぽい「清潔感」を評価したい、という価値観を持っている。
「清潔感」は、男子に比べれば女性のほうが先天的に備えている確率が高い資質。そんな「清潔感」を女子力の一つと捉える見方もあるのだけれども、私は女という性別のルクス(照度)を少し落としてみたほうが、「清潔感」「清涼感」「清浄感」は活きてくるのではないかと見ております。
女子っぽく装いすぎないこと、女っぽさをふりまきすぎないこと。
気をつけたいのは、この「清潔感」というものはデリケートで、放っておくと薄れてしまうということ。疲労と苦労と生活臭は澱のように溜まり、「清潔感」を少しずつ下降させてしまう。だから、もとからそれに恵まれている女子たちでも、たまにはクリーンネスしたほうがいい。
清潔感のために持っておきたいものとは
清潔感をキープするために役立つものを、5つ並べてみる。
(1)白い服
結局のところ、クリーンなイメージ作りにはこれ。
(2)衣服にかけるブラシ
洋服ブラシだけは、少々お値段が張っても納得できる品質のものを手に入れてほしい。
「女子力」が装う力ならば、「清潔感」はお手入れをすることから生まれる。洗濯やアイロンがけも大事ではあるのだけれどもその前に、脱いだらすぐにチリやホコリをはらう習慣をつけると、洋服の持ちがかなり違ってくる。
ブラシをかけて丁寧に扱った洋服を身にまとうのは、本人も心地いいもの。雑に扱ったシワっぽい服にはない「きちんと感」を醸し出してくれるから、結果的には見た目の印象にも貢献することになる。
形状はシンプルながら、ブラッシングに耐えうる良い素材でできた服を選ぶのが、「清潔感のある女子」の証だ。