ベビーカーでおでかけ中の熱中症予防策
ベビーカーでおでかけ中には、具体的にどんな対策を行ったらよいでしょうか?首里先生に教えていただきました。
暑いと感じたら“涼しい場所”へ
首里「ベビーカーで外出時は、暑いと感じたら涼しい場所に入って子どもの身体を冷やしてあげましょう。
私も経験がありますが、ベビーカーと一緒だと、入れるお店が限られてしまう、買い物しないのに涼むだけだと悪い気がする、子どもが泣いてしまったら迷惑かもなど、悩みが多いと思います。
しかし、最近ではさまざまな飲食店や商業業施設などでベビーカーへ配慮する動きが出てきているようですので、見つけてみてください」
こまめに水分補給を
首里「こまめな水分補給も必要です。失われる水分を補ってください。外出時には、最低一人、500ml以上の水分を持ち歩きましょう」
ベビーカーは「背が高い」「通気性のあるもの」を選ぶ
首里「ベビーカーはなるべく背の高いものや通気性のあるものを選ぶとよいでしょう」
日よけカバーを使っても表情はこまめにチェック!
首里「ベビーカーの日よけカバーをかぶせたまま安心せず、こまめにお子さんの表情をチェックしてください」
ベビーカーのシートに保冷剤を置く
首里「特に暑い日は、ベビーカーのシートにあらかじめタオルなどに包んだ保冷剤を置いておくというのも一つの方法です」
ベビーカーでのお出かけ時に利用できるスポット
そこで、ベビーカーを積極的に受け入れているスポットや、子育てママやパパに優しいスポットをピックアップしてみました。
クールダウンスポット
まず注目したいのは「ベビーカー熱中症予防・レスキューMAP」で紹介されている「クールダウンスポット」。
ベビーカーでの外出中も気兼ねなく体をクールダウンできるスポットで、新宿、渋谷、銀座、横浜の百貨店や商業施設、カフェが、ベビーカーの受け入れを2019年7月9日~9月8日までの間、行っています。
気軽に休めるのはもちろん、食事やお買い物も同時に楽しめるスポットばかりです。
ベビールームや授乳室などが充実のスポット
都内各所の商業施設には、乳幼児連れに優しいベビールームや授乳室などが充実しているところも多くあります。ぜひこちらも利用しましょう。
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東京ミッドタウン(六本木)
ベビールームや授乳室のほか、ベビーカーのレンタルもあり。
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サンシャインシティ(池袋)
ベビールーム(授乳室)、ベビーシート(おむつ交換台)、ベビーキープ、キッズプレイスペースなど。
これから気温が上がる日が増えてきて、熱中症リスクはどんどん高まってきます。ぜひ気を抜かず、十分な予防策をとって、楽しくお出かけしましょう!
【取材協力】サニーガーデンこどもクリニック院長 首里 京子先生
日本小児科学会 小児科専門医 認定指導医/周産期新生児学会専門医/日本医師会 認定スポーツ医
東京女子医科大学医学部卒業。3人のお子さんをお持ちのお母さんでもあり、お母さんお父さんの気持ちに寄り添った小児科医として、診療を続けている。
<参照>アサヒ十六茶「ベビーカー熱中症予防・レスキューMAP」