そうですね。でも私は、メンバーに会うことも楽しみなんですけど、やっぱり当初の二期を応援してくれていた皆さんが、そこに集まれることを一番楽しみにしてるんです。

ーー皆さんの顔を見たら、佐江ちゃんはどうなりそうですか?

泣くね。皆に泣かされるもん、いっつも!!

ーー佐江ちゃんの“泣き”のツボは? 

“優しい目”と“声援”。。

“皆から愛されてるな”“皆が皆を好きなんだな ”って思える空気を、当時、二期のチームKのファンの人たちは作ってくれていたんですよね。

AKBにチームAとチームKしかなかった頃。“チームAが好き”っていうより、どっちかというと“自分はこの子が好き”っていう人たちが集まっていたのが、チームAのファンの人たちでした。

一方、Kはファンの中で、“Kリーガー”っていう軍団が生まれるくらい“チームKの皆が好き”っていう雰囲気が、自然にできていって。

それは多分、メンバーも同じような思いを持ってステージに立っていたから、その姿をファンの人たちも感じとってくれていたんだと思います。だから、“俺はこの子が好きだけど、このチームを好き。だから応援しよう”って思ってくれていたんです。

それをステージ上で感じると、やっぱり泣けてきましたね。自分のファンじゃない人に、

「佐江! 」

って呼ばれる喜びとか。当時のファンの人たちは皆、「佐江」って呼んでいたから。今も「佐江」って呼んでくれる人もいるけど、基本は「佐江ちゃん」とか、「宮澤さん」とか、「佐江さん」って呼んでくれる人が多いから。

でも当時の人は、“俺たちがコイツらを育てる” っていう気持ちが今以上に強くて。

「佐江ッ!! お前が頑張んなきゃどうなるんだよっ!! 」

って、すごく言われたときもあったし(笑)。ほんとに、ほんとに、それくらいファンの方と近い距離だったんです。

ーー面と向かって言われると、ヘコんでしまいそうですが、佐江ちゃんはどう思いましたか?

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