3. 本の整理をする
「俺が漫画や本をよく読むので部屋にいっぱい平積みしていて、それを見た彼女が『今度一緒に整理しようよ』って言い出したことがあります。
漫画を作者順に並べたり小説を作家別にまとめてくれたり、彼女がてきぱき動く横で俺はもう読まないだろうなって本を仕分けしていて、『面倒くさくないの?』って聞いたら『平積みは本が傷むし、スペースがもったいないから』って。
彼女に読みたい本をあげたり捨てる本をまとめたり、部屋がすっきり広くなったら『これで気兼ねなくくっつけるね』って笑う彼女にドキッとしました。
デート、とはいえないかもしれないけど、こんな時間の使い方ができるのもこの子だからかな、と思ったらしみじみありがたいと思いました。
その日は俺が彼女の好物のパスタを作って、ふたりで食べたのもいい思い出です」(29歳/公務員)
休みの日に彼氏の部屋を掃除?と思うとデートとは感じないかもしれませんが、こんな過ごし方もふたりがいいならアリですよね。
彼女は、彼氏のためというよりふたりがもっと過ごしやすくなる部屋にしたかったのかもしれませんが、そんな気遣いも男性にとっては嬉しいもの。
こちらの男性は、別の日に改めて彼女を食事に誘ったそうですが、「部屋で作ることが増えました」とも言っていました。
4. ひたすらダラダラする
「お互いに接客業で、俺は休みの日は寝ていることが多いけど彼女は外に出かけたがりました。
ある日、どうしても外出する気になれなくて彼女に謝ったら、『休みが合う日ってなかなかないし、それならあなたの部屋で一緒にいたい』と言ってくれて。
食料や飲み物を買って俺の部屋に来てくれて、その日は夜までひたすらゴロゴロして過ごしました。
仕事のこととかハマっているゲームのこととか、いろんな話ができて好きなときにスキンシップもとれて、こんな時間もいいなーって思いましたね。
彼女に申し訳ないと思ったけど、『私もゆっくりできるし、外だとこんなに話せないしね』って笑顔で横にいてくれて、幸せだなと思いました」(32歳/サービス)
筆者が印象的だったのは、「おしゃべりするだけの時間でもいい」という男性の言葉。
外のデートも楽しいけれど、ふたりでゆっくり語り合うにはちょっと時間が足りないときもありますよね。部屋でただおしゃべりするのは、ふたりの心の距離が縮まる良いきっかけにもなります。
無理をして出かけるより、部屋でリラックスしながら会話を楽しむのも幸せなおうちデート。
こんな時間の活かし方も素敵ですね。
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おうちデートは、人目を気にせずふたりきりの時間を楽しめるのが一番のメリット。映画でも掃除でも、またおしゃべりするだけでも、お互いに幸せと思える過ごし方ができるのが一番です。
「この子が彼女で良かったな」と男性が思うのは、おうちデートでもストレスのない時間を持てるときなのだと感じました。