寝る子の脳は育つ!レム睡眠とノンレム睡眠の差とは?
人間の睡眠は90分周期といわれています。その中で、レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しているのです。
レム睡眠は夢を見ている状態で、この時に人はストレスを解消し、ココロのメンテナンスをしています。
ノンレム睡眠は夢を見ない状態の深い眠りをさしており、カラダをメンテナンスしています。成長ホルモンが分泌されるのも、このノンレム睡眠の時です。
子どものカラダを成長させるのはノンレム睡眠ですが、その一方で脳を成長させるのはレム睡眠です。
脳は一生成長し続けますが、なかでも顕著なのが0~2歳の間です。
この時期は脳の神経細胞(ニューロン)とそれを結合させるシナプスが、大人の2倍の速さで増えていくのです。
昼間に学んだことを、夜にレム睡眠で整理していくというのが、効果的な睡眠だといえるでしょう。
朝9時以降まで寝る子は、体内時計が狂ってしまう!
人間は通常、夜に寝て朝起きるという体内時計を持っていますが、これもまた幼少期に確立されなければなりません。夜遅くまで起き、朝は遅くまで寝ている生活をすると、成長ホルモンが分泌されづらくなり、健康的な成長ができません。
では、体内時計を正常に身につけるためには、どうしたらいいのでしょうか?
それは、遅くとも朝9時までには朝日を浴びることです。なぜだかはわからないのですが、人間の体内時計はもともと25時間にセットされており、それが朝日を浴びることで強引にリセットさせるのです。すると、いつの間にか、体内時計が24時間に変更されるのです。
ただ、赤ん坊は寝るのが仕事なので、そこまでメリハリの効いた生活はできません。
0歳児の場合は、とりあえず朝8時に一度起こして朝日を浴びさせ、また寝かせるので充分だと思います。
1歳児の時は、朝8時には起こして朝食を食べさせ、午前中と午後に一度ずつ昼寝をさせるなど、徐々に生活のリズムを覚えさせていくのがよいでしょう。