髪は女の命。可能ならば白髪ができるのを遅らせたいし、できてしまったら減らせたらいいな、と考えますよね。
そのわりには、すでに生えている髪のケアに気をとられて、頭皮ケアはしていない人が多いのではないでしょうか?
今回は、美容家 山本未奈子さんと美髪アドバイザー 田村マナさんのコラボ本『髪が10年若返る 頭皮ケアで始める美髪バイブル』を参考に、白髪ができにくくなるヘアケア法とお助け商品を伝授します。
現代のアラフォー女性は、顔は若いけど老け髪
この本によると、女性のスキンケアの意識は年々高まっている一方で、99%の人が正しいスカルプケアをしていないという、なかなかに壊滅的な状況なのだとか。
その影響もあって、女性に白髪が生えてくる年齢は、10年ほど早まっているそう。かつて40代前半から生え始めるものだったのが、30代前半くらいに変化していると言います。
顔は若くみずみずしいのに髪の衰えが激しいと、ギャップが目立ってしまいますよね。不自然すぎて、老けて見られるという女性もいるのではないでしょうか。
顔と髪のお手入れレベルは、合わせる必要がありそうです。
髪の悩みは、頭皮の血行で解決する
お顔の肌も頭皮もどちらも皮膚ですが、大きな違いが「頭皮には筋肉がない」ということ。顔には表情筋が通っているけれど、頭皮はもともと自立した動きができません。
しかも、現代の生活スタイルは目、首、肩が疲れやすいため、頭皮もカチコチになりやすいと来ています。
その点を踏まえて、ブラッシング、シャンプー、保湿やマッサージ……、どのお手入れも頭皮の「血行を促す」つもりで行うこと。
特に帽状腱膜(帽子をかぶると隠れる部分)を手ワザでしっかりマッサージすることで、髪に関するさまざまな悩みが解決に向かうと言います。
頭皮を健康にするヘアケア商品たち
頭皮の状態は、シャンプーと頭皮用エッセンスを選ぶことで、かなりのセンまで改善できるそう。ここからは、本書で紹介されている美髪アイテムの一部をピックアップ!
ただし、使い方を間違っているために効果を発揮できない例が多発しているそう。必ず正しい用法をチェックしてくださいね。
シャンプーのやり方は「なで洗い」「もみ出し洗い」の2種
主に髪の汚れを除くためには、優しい「なで洗い」。頭皮を刺激して血行を促すには、しっかりめの「もみ出し洗い」。この二つのシャンプーの仕方をマスターしよう、とするのが本書。
なでる時ももむ時も、爪ではなく指の腹を使います。そして、不要な刺激や摩擦は、可能な限り避けることが大事。
AMPLEUR(アンプルール) プレミアムフィト ヘアウォッシュN
「最近、髪のボリュームがなくなってきたかな……」と悩む女性にオススメのシャンプーがこちらです。髪にふっくら感がよみがえると人気。
それもそのはず、発毛の出発点である「毛根幹細胞」に着目して開発された、美容クリニック発のシャンプーなのです。もともと髪や頭皮に備わっている力を再生させるという考えのもと、成分が配合されています。
エル・ド・ボーテ CA101 薬用 ブラックシャンプー
こちらは、業界初の液体化した酵素を使ったシャンプー。
頭皮をきちんと洗い切れておらず、皮脂汚れがびっしりたまったり、毛穴がつまり気味だったりする人がほとんどだとか。
そこで、毛穴周りの汚れや汗、それに年齢とともに蓄積される角質をクリアするなど、頭皮状態のリセットに重きをおいて開発されています。