「SPF/PA機能付きファンデでも、日やけ止めとの重ね塗りがベターです!」

「日やけ止めには、効果を出すための推奨量があります。ただベースメーキャップに関しては、どの程度の量をつけているか、人によるところがあるので、ファンデーションの下にも日やけ止めを塗っておいていた方がより防げるでしょう」(長井さん)

長井さんによると一般の人が普段使っている日やけ止めの量は推量している量よりも少ない傾向があるとのこと。また、1度塗りでは不十分な場合もあるのだそうです。

「例えば、『サンメディックUV 薬用サンスプレー ①』の場合、顔に使う量は、手にだいたい500円硬貨大くらい。化粧下地として使うのなら1回でもいいですが、日やけ止め効果をきちんと求めるなら2回塗っていただきたいです。

特に最近流行りの薄盛りメイクにしている人などは、やっぱりファンデーションに日やけ止め機能が入っていたとしても下地でちゃんと紫外線対策できるものを塗っていたほうが効果を期待できるそう。


<正しい日やけ止めの塗り方>

サンメディックUV 薬用デイプロテクト(マイルド)の場合

1. パール粒1粒分を取ったら、おでこ、鼻の頭、両ほほ、あごの5点に置く。

2. 均等に塗り広げる。日やけ止め効果をきちんと発揮させるためには、同様にもう1度塗る。

「塗るときに気をつけていただきたいのが、フェイスラインや小鼻のところ、生え際、目尻の部分。際の部分に特に気をつけて塗っていただきたいですね」(長井さん)

化粧直しをしたときも、日やけ止めの塗り直しが必要です。

「日やけ止めを1度手に取って、メイクの上からおさえるようにつけていくと崩れにくく塗り直せますよ」(長井さん)

「服で隠れているところも、塗るべき時もあるんですよ!」

服から露出している部分は熱心に日やけ止めを塗るけれど、服の下は塗らない人が多いのではないでしょうか。実は服の素材や色によっては、服の下にも塗った方が良いようです。

「服も生地の色や薄さで、紫外線が通り抜ける量が変わってきます。たとえば、黒くて厚い服は、さほど紫外線を通しません。しかし、白くて薄い服を着ていた場合には、比較的多くの紫外線量が通ってしまうため、やけてしまう可能性があります。」(長井さん)

ということは、野外フェスで白Tシャツを着ていたらかなり危険! ということに。レジャーシーンなど外にいる時間が長い日は、服の下も気をつけた方がよさそうです。

「服によって紫外線が体にあたる量に変化があることは間違いないです。ただ素材の種類によっても紫外線が通る量が変わりますので、そこは適宜判断していただいたほうが良いのかなと思います」(長井さん)