3. 【しなかったこと】別の男性の存在は出さない
「体ばかり求められる関係が悲しくて、いっそ別の男性を好きになったと言おうかなと思ったのですが、それだと余計にこじれるからやめました。
それより、やっぱりふたりの時間をめいっぱい楽しもうと思って、会っているときはかなり甘えていましたね。
私が何も言わなかったせいか、彼のほうから『彼氏とかほしくならないの?』と訊かれて、思い切って『あなたが好きだから』と答えたら『このまま付き合っても大丈夫?』と言われました。
お互いに『この人しかいない』って思っていたみたいです」(26歳/販売)
関係を変えたくて、妬いてほしいからと別の男性の存在を出す女性がいますが、それだと男性は「そちらに行けば」となる可能性があり、あまりおすすめできません。
それよりも、男性が好意を深めるのはふたりの時間を大切に過ごす姿です。「自分しかいない」と思う気持ちが独占欲を刺激して、体だけの関係ではなく恋人として付き合いたいと思うようになります。
4.【しなかったこと】「彼氏」「彼女」の単語は出さない
「彼のことが好きだけどずっと体だけの関係で本心を言えず、向こうもどう思っているのかわからない状態でした。
ふたりでいるときに『彼氏』とか『彼女』とかの単語が出ると身構えてしまうので、とことんそういう話題は避けて話していましたね。
でも、恋バナになったときに『本当は彼女がほしい』って言われてショックで、会うのをやめようとしたら『そっちは彼氏の話をしないし、俺じゃダメなんだろ?』と引き止められて。
怖かったけど『彼氏になってほしい』と言ったら『ずっとこんな関係は嫌だから』と改めて交際を申し込まれました」(29歳/受付)
こちらのケースは、おそらく男性のほうも女性に好意を持っていたのだろうと思うのですが、お互いに今の関係についてどう感じているのかわからなければ、気持ちを伝えることも勇気がいりますよね。
彼氏の話題がまったく出ないことは、いないのだろうと思う反面、「自分ではダメなのか」という不安も生みます。
それに耐えられなくなったとき、男性のほうから恋人同士になる話題が出るのですね。
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体だけの関係から本命彼女になった女性たちは、まず「ふたりの関係を大切にする」姿勢を持っていました。
自分との時間を楽しんでくれる姿を見れば、男性の心も動きます。「今の関係は嫌だ」と一歩を踏み出すのは、女性を大切にしたい気持ちが生まれるからです。
やみくもに男性の関心を引こうとするより、ふたりの心が向き合う時間を作りたいですね。