「倦怠期」で別れてしまうカップルの特徴
反対に、倦怠期にそのまま別れてしまうカップルには、まず「倦怠感は悪いもの」という思い込みがあります。
「好きなら相手に飽きるはずがない」「物足りないのは愛情がなくなったからだ」など、倦怠感を「ふたりの関係が悪くなったからだ」と思ってしまうのですね。
そのため、お互いに「別の人と付き合えばまた楽しい時間を過ごせるはず」と、関係を続ける努力より別れることを選びがちになります。
ですが、ともに長い時間を過ごしてきたからこそ生まれる倦怠感は、悪いものではなく関係が落ち着いている証拠。それだけふたりの日常に相手が欠かせないことであり、別れてしまえば寂しさに襲われ、改めて相手の存在の大きさに気がつくという人も多くいます。
別れる前に努力できることが本当はあるのに、それに気が付かずに関係を終わらせてしまうのが、倦怠期を乗り越えられないカップルの特徴です。
「倦怠期」はふたりの絆を強くするチャンス
倦怠期、と聞くとどうしても「ダラダラと付き合うカップル」のようにネガティブなイメージを抱くかもしれませんが、実際は「ダラダラできるほどお互いの存在が当たり前になった証拠」でもあります。
刺激が足りないと思うときは、次の楽しみをふたりで見つけるチャンス。新しいことに挑戦したり環境を変えてみたり、過ごし方を工夫することでふたりの愛情もリフレッシュされます。
一緒にいてもつまらないからと安易に別れを選ぶのは、それまで築いてきた絆まで捨ててしまうこと。ひとりぼっちになってから「まだ終わりたくなかった」と後悔しても、一度心が離れてしまえば元に戻るのは難しくなると思いましょう。
倦怠感を覚えたら、「ふたりの関係が安定しているのだな」とポジティブに受け止めるのが関係を終わらせない秘訣です。
刺激がないのなら、ふたりで新しいものを見つけていきましょう。倦怠期はふたりの絆を強くする良い機会なのです。
*
倦怠期に悩むカップルは多いですが、「愛情が薄くなったからつまらなさを感じる」のではなく、「一緒にいるのが当たり前になるほどお互いを受け入れている」のが正しい考え方。
終わらせるのではなく環境を変える努力をすることで、愛情を確かめる機会が得られます。
倦怠期はふたりで楽しめるものを見つけるチャンス。興味のあることをどんどん話し合って、笑顔で過ごせる時間を心がけたいですね。