珠かな子 改名記念展 「マタギタマ」

神保町画廊で「珠かな子」氏の作品が紹介される。

「珠かな子」はあのセルフポートレート写真家(時々モデルも撮影)の「村田タマ」氏のこと。
なんと本展から改名するという。

以下、本展に寄せられたメッセージを紹介する。

熊と少女――その組み合わせで浮かび上がる「生命の強さと可愛さ」

「自分の命を晒して猟をする。そして命に敬意をはらって食す。
そういった原始的な事が好きなのと、それを形成する「強さ」というものに憧れを抱く。
私にとって強さの象徴が「熊」で、それに対峙する存在がマタギだ。
マタギとは、鬼のまた強いという意味から「叉鬼」と書く。

昔読んだ説話で、寺院を未来永劫守りたいという強い意志から、人が鬼になり守り続けたという話があった。真っすぐな鬼を美しいと思い、私は不老不死の鬼になりたいと思ったし、鬼のまた強い叉鬼にもなりたいと思った。

強いものは美しく気高い。
私にとっての少女や女性も、強く、美しく、気高い生き物だ。
少女から大人になり、子を孕み産む。その子がまた未来へ引き継ぐ。
少女も熊も、強く尊い
そしてなにより、その二つは可愛いのだ。

熊と少女という不思議な組み合わせかもしれないけれど、ただ素直に生命の強さと可愛さを伝えたい。」


イベニアスタッフ
「熊の皮を被った少女。強いものに憧れて、目指していく。その先に、いつしか自分の中に強いものが出来上がっていく。もしくは本来強かったのだと気付くのでしょう。

気付いていない人には気付くだけの何かが必要です。
少女と熊には、そんな強くてかわいいものの本質が垣間見えるかもしれません」

※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。

◆日時
2016年5月6日(金)~15日(日)
会期中休廊日:月・火

◆開廊時間
13時~19時

◆場所
神保町画廊
(東京都千代田区神田神保町1-41-7安野ビル1F)

(2016/3/28 時点の情報)

日本中、そして世界の“面白いイベント”情報を探し出し、紹介することに拘るWebサイト『イベニア』。規模の大小を問わず、斬新な企画のイベント、思わず人におススメしたくなるイベント、とにかく変なイベントなどの情報が満載。