3.彼氏としてはイマイチでも「父親ならこの人」と思ったから
「今の夫は、子どもが好きで子煩悩を隠さない人。付き合っているときは、頼りないし男らしくないところが不満だったけど、子どもがほしかった私には父親としていい男性であることのほうが重要でした。
なので、すごく好きだったわけじゃないけど、いざ結婚して子どもができたら物足りなさもどうでもよくなり、育児に積極的な夫を見ていると間違っていなかったなと思います」(31歳/保育士)
子どもが好きな女性にとっては、逆に「彼氏ならいいけれど、父親としては失格」の男性のほうが結婚相手には選びにくくなりますよね。
多少の不満はあっても、自分と同じように子どもをかわいがってくれるなら、そちらのほうが大事。
家族として生活するなら、父親の役割をまっとうしてくれる男性は何かあっても一緒に乗り越えてくれる力があるともいえます。
4.【番外編】本命の男性が既婚者だったから
「実はずっと好きな人がいたのですが、その人は既婚者で。不倫覚悟でアタックしたら『妻のことが好きだから』とはっきり言われてしまい、ショックだったけどそれでも諦めきれませんでした。
でも、本当にいつまでも“いい友人”から先に進めることはなくて、そのとき言い寄ってきてくれた男性とお付き合いを始めて、『あの人と付き合えないならもういや』と結婚を決めた感じです。
正直、まだ既婚者の彼のことが好きで忘れられないけど、自分も結婚したのだし、不毛な片思いはやめたほうがいいのかな、と思っています」(34歳/総務)
本命の男性が既婚者だった場合、諦めるか不倫の道を選ぶか、またずっと片思いを続けるか、いずれにせよ幸せな結末は望めないのが現実です。
「どうせ結ばれないのなら別の男性でもいいや」と結婚するのが正解かどうかはわかりませんが、それを選んだのなら夫との関係にしっかり責任を持つことを忘れてはいけません。
幸せになるのは自分しだいなのだと、既婚者の彼への恋心を諦めきれない自分と向き合いたいですね。
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「今の夫は特別大好きってほどではなかった」という女性に実際に話を聞いてみると、すべてが自分の都合が優先なわけではなく、相手との結婚を受け入れる覚悟を持つことや、配偶者・夫としての人間性を見ていることがわかります。
お互いに歩み寄る姿勢がないと、結婚生活はうまくいきません。まずはその心をお互いに持てることが、結婚相手として欠かせない条件ではないでしょうか。