ニーハオ 別館<蒲田・羽根つき>
蒲田で愛されて36年 元祖の味に舌鼓
羽根つき焼き餃子(6個) 300円
羽根のパリパリした食感はできたてが一番うまい。すぐにかじりついて欲しい。
皮 パリパリ・・●・・もちもち
具 野菜多め・●・・・肉多め
汁感 少・・●・・多
小籠包子(6個) 540円
餡に特製スープを吸い込ませているため、蒸すことで肉から肉汁があふれ出す。
[その他メニュー] ゆで餃子540円、揚げ餃子540円、ラーメン486円、チャーハン648円
「羽根つき焼き餃子」は、八木功さんによって考案された。当時45歳だった八木さんは、中国から戻って学校で日本語を勉強。週末になると先生や友人を自宅に招き、水餃子をふるまった。そんなおり、友人から「焼餃子が食べたい」と言われ、驚いた。「中国では餃子と言えば、水餃子。日本の焼き餃子を知らなかった」と振り返る。
奥さんと試作を重ねたが、なにか足りない。そこで大連の焼きまんじゅうをヒントに、焼く際の仕上げに小麦粉を溶いたものをかけてみた。「これだ!」。こうして目にも美しい羽根つき餃子が誕生した。その後、恵比寿中国料理学院で腕を磨き、「你好」を開店。基本のレシピは、36年経ったいまも変わらない。
「豚バラは自家製挽きで、白菜と長ネギを合わせます。そこに特製スープを加えて一晩寝かせたら餡の完成」。この餡をスタッフ総出で自家製の薄皮に手包みする。自慢の焼餃子は店舗で楽しめるだけでなく、冷凍で取り寄せることも可能だ。「ここまでこれたのは皆さんのおかげ。これからも安く、おいしいものを提供し続けていきたい」。
大田区蒲田4-25-7 ハネサムビルB1F 03(3734)2180 11:30~14:00/17:00~24:00 無休 100席 喫煙可 カード不可 予約可 昼目安1000円/夜目安2000円~ 京急線京急蒲田駅より徒歩約4分
中国家庭料理 山東<横浜中華街・老舗>
絶品の水餃子をココナッツだれで味わう
水餃子(10個) 756円
10個入り。完全企業秘密のタレは卓上に置かれているので心ゆくまで堪能できる。
皮 パリパリ・・・・●もちもち
具 野菜多め・●・・・肉多め
汁感 少・●・・・多
豆の苗炒め 1620円
これでもか! というほどボリュームたっぷりの豆苗炒め。おつまみにもピッタリだ。
[その他メニュー] 焼餃子864円、セロリ水餃子864円、セロリ水餃子と桃肌水餃子のセット864円
オーナーの李さんが中華街に店を開いたのは34年前のことだ。中国では餃子といえば水餃子が一般的。店では故郷・中国山東省の水餃子を提供した。李さんの水餃子はモッチリした厚めの皮にニラと豚肉の餡がたっぷり詰まっていて、その美味しさはすぐに評判を呼んだ。開業2年目には広東省出身のシェフが、醤油に秘伝の香辛料、ココナッツパウダーを混ぜた特製つけダレを考案。この特製ダレが「山東」の人気を不動のものにした。
その後、山下町公園近くの路地裏から現在の場所に移転。2013年には1号店から目と鼻の先に2号店を開店した。水餃子は味を安定させるため、2号店ですべての仕込みが行われる。つくるのは二人の中国出身の点心師。ひとりが皮をのばし、もうひとりがその横で餡を手際よく包んでいく。
長く人気店であり続ける「山東」は中華街の店として初めて「ミシュランガイド2015」に掲載されるなどその勢いはいまだに加速中。「ここまで続けてこれたのはお客さんのおかげ」と李さん。李さんの故郷の味は、今や中華街を訪れる多くの人たちが慕う定番の味となった。
【山東1号店】
横浜市中区山下町150 045(651)7623 11:00~22:00(LO21:30) 無休 50席 禁煙 カード不可 予約可 夜目安1000円~ みなとみらい線元町・中華街駅より徒歩約7分
【山東2号店】
横浜市中区山下町150-3 045(212)1198 11:00~翌1:00(LO24:30) 無休 93席 分煙 カード不可 予約可 夜目安1000円~ みなとみらい線元町・中華街駅より徒歩約7分
九州藩 渋谷宇田川店<渋谷・ご当地>
心も満たすうまさ屋台餃子をアテに乾杯!
博多名物 鉄鍋餃子 1000円
鉄鍋に20個の餃子がぎっしりと。口あたりが軽くつまみやすいのでぺろりと完食できる。
皮 パリパリ●・・・・もちもち
具 野菜多め・・・●・肉多め
汁感 少・・●・・多
熊本名物 馬刺四種盛 2200円
人気の部位「コーネ」や「フタエゴ」が入った四種盛。甘みが強い九州醤油をつけだれに。
[その他メニュー] さつま揚げ700円、辛子明太子500円、がめ煮750円、おきうと500円
うまい九州料理を食べられる店が渋谷にある。42年前、今より地方がずっと遠く感じた時代に田舎から出てきた若者が選んだのは都会で故郷の料理を伝える仕事。「おふくろの味を思い出せると思ってね」と笑顔を見せてくれたのは福岡県出身の店主・萩原さんだ。
「九州藩」には九州各地の代表的な郷土料理と焼酎が豊富に揃う。なかでも訪れる客の8割が必ず注文するのが博多の屋台名物「鉄鍋餃子」だ。カリカリの皮をまとった小ぶりの餃子は、鉄鍋の余熱を使って、15分ほどかけてじっくりと低温で焼き上げていくのが特徴だ。鰹だしをベースにした薄口のつけつゆに浸して、さっぱりといただくのが創業以来のスタイル。酒のつまみとしてなら、辛味の柚子胡椒をピリリと効かせるのもいい。
皮から手づくりするなど手間をかけ、「安心でおいしいものを」と、どこかおふくろの味を思い起こさせるような姿勢がある。地の素材を使い地元の味を提供するのがモットー。九州出身者にはたまらない店だ。
渋谷区宇田川町17-2 伸工ビルB1F 03(3463)0442 11:00~14:00/16:30~翌2:00(LO翌1:30)、土曜16:30~翌2:00(LO翌1:30)、日曜・祝日16:30~23:30(LO23:00) 無休 60席 喫煙可 カード可 予約可 昼目安850円/夜目安3500円~ JRほか渋谷駅より徒歩約3分