年1回は受ける人が多い健康診断。健康診断でわかる数値は生活習慣で変動しやすいものがほとんどです。しかし、多くの人は、検査数値を見て基準内だったかどうかの確認のみだったり、“経過観察”と記載されていてもそのまま放置したりしてしまう人がほとんど。

これらの数値は改善が早めであればあるほど、容易に変動します。逆を言えば、時期が遅くなればなるほど、改善が難しくなってしまいます。

今回は検査項目の意味と、検査値が高値、または低値だったときの生活改善法についてご紹介していきます。

栄養状態がわかる主な検査

栄養状態は、身長、体重、腹囲、体脂肪率、内臓脂肪率、脂肪総量、筋肉量などの計測できるものから、血圧、脈拍数など、様々な検査で測ることができます。血液検査では、総タンパクと総コレステロールを確認することができます。

総タンパク

血液中に含まれるタンパク質の量。

高い場合は、脱水状態であったり、慢性的な炎症が起こっていたりすることも。

しかし、過度なダイエットをしたり、身体に栄養障害が起こっていたりする場合は低い値になります。

高値の場合

十分に水分補給を行うとともに、食事量が多い場合は節制するといいですね。

低値の場合

過度なダイエットをしていないか振り返り、食事の摂取量を増やしてみるといいですね。

<総コレステロール>

身体で重要な役割をするコレステロール。

高い場合は、脂質過剰、運動不足が考えられますが、低い人は、吸収不良や栄養失調も考えられ身体が栄養不足のことも。総タンパク同様、食事量が足りているか確認してみてください。

高値の場合

脂質量や食事量のボリュームを下げ、カロリーコントロールをして様子をみるといいですね。

低値の場合

総タンパク質同様、食事の摂取量を増やしてみるといいですね。