3. 意見が食い違ったら同意するまで帰さない
「いわゆる“友達以上恋人未満”な関係の女友達がいて、週末の夜にふたりで食事とかドライブとか、彼女のほうから積極的に誘ってくれるのがうれしかった時期があります。
が、彼女は自分と俺の意見が食い違うと『どうしてそうなるの?』と問い詰めることがあって、説明しても『私はそうじゃない!』って否定するんですよね。
別に違うままでもいいじゃんと思うのですが、彼女の場合はとにかく俺に同意してほしいらしくって、でもできないからいつまでも車の中で話し合い、夜中になって俺が『疲れたからもう帰りたい』と言うと『無責任』って言われて。
いい雰囲気のときも多いけど、つまずいたときに距離を詰められるというか、冷静になれないのがつらくてそのうち会うのが苦痛になりました。
楽しい距離を保ったままで話し合いとかできたら、付き合ってと言えたのですが」(32歳/公務員)
「どうすればよかった?」とこちらの男性は悩んでいましたが、このまま交際に発展しても、彼女が変わらないままではいい関係は築けなかったと思います。
楽しいときは同じ気持ちであることを実感できるのに、ケンカなど意見がぶつかったときにネガティブな詰められ方をするのは、違うことを認められない女性の一方的な不満です。そこでもいい距離を保てないなら、楽しい時間さえ息苦しくなってきます。
相手の気持ちを尊重できないのも、悪い「距離感ゼロ」となる、と心得ましょう。
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男性が「この子、距離感がわかってないな」と困るのは、踏み込むスピードが早いのと言動の重さが原因です。
いい雰囲気であっても、それを急に変えようとすれば相手は戸惑うし、受け止めるための余裕も持てません。
動きたくなったら相手の様子を見ること、そして動いたあとも相手の気持ちを確認することが、いい関係を続けるために忘れたくない姿勢。
せっかくのつながりを自分で壊してしまわないように、心の距離感を大切にしながら接したいですね。