そして、再びステージに現れたメンバー。猟牙の口からKIFUMIをライブに誘ったものの、チケットの写真と共に「1ファンとしてBORNを観たいから会場に行く」というメールがきた、いうエピソードが語られ、フロアのファンからは歓喜の声が巻き起こる。

余談だがロビーには彼名義のスタンド花が「楽しんじゃって!」という言葉と共に飾られていた。

珠玉のバラードである『ProudiA』、『Devilish of the PUNK』、『with hate』、『黒蟻』という攻勢。ギターを引き倒すK、煽るRay、叫ぶTOMO、そしてフロアは再び熱を帯びていく。

『殉恋歌』でダイブした猟牙が「せっかくなんで歌います」と宣言し、“LOVE YOU KISS ME KISS ME ハッピバースデー♪“と『NEO SCREAM』の一節を替え歌で口ずさみながら、Kへのバースデーを祝福する一幕も。

「Are You?」の声に全力で『RADICAL HYSTERIA』と叫ぶファン。そして、最後の最後は『ケミカルロマンス』!
イントロとともにゴールドのテープが舞い落ちる光景は“まさにBORN”だった。

「Zepp討ち取ったり!」と叫び、「BORNは永遠に不滅です! 大丈夫、最高にカッコいいライブでした。一生BORN背負っていくからお前らもそうしろよ! 珍しく、絆ってヤツを信じてます、愛してるぜ!」と猟牙。

失ってから初めて大切さがわかるーーということはよくいわれることだが、今もまだ、BORNが失われた気がしないのだ。大切な絆はこの先ずっと輝きつづけるのだろう、あなたや、私の中にも。

以前のインタビューで猟牙に失礼を承知で「BORNは大丈夫ですか?」と訊いたことがある。
その時の答えと形は違ってしまったけれど、BORNは大丈夫。これからも、ずっと。

BORN

セットリスト

1 Extremely Waltz
2 Vermin's cry
3 more Deep
4 鴉
5 Rotten cherry
6 モザイク
7 剥愛のスローモーション
8 FACE
9 foxy foxy
10 BECAUSE
11 愚弄
12 THE STALIN
13 RED DESIRE
14 Criminal Berry
15 Son Of A Bitch
16 GOD COLLAPSE
17 BLASTED ANIMALS
18 felony
19 BREAKTHROUGH
20 DIRTY STACKER
21 DEMONS

EN1
1 THE ANTHEM
2 オルタナ
3 乱刺℃
4 SATISFACTION?
5 春煌花 -SAKURA- 
6 Deep Affection
7 Recall the MIND
8 SUICIDAL MARKET~Doze of Hope

EN2
1 ProudiA
2 MOTHER
3 Devilish of the PUNK
4 with hate
5 MAD whitsle
6 黒蟻
7 SKIN
8 殉恋歌
9 [B.D.M]
10 -&-
11 RADICAL HYSTERIA
12 ケミカルロマンス