1日最低でも3回はやってくるごはんの時間。自分ひとりだったら、お菓子で済ませることもできますが、子どもがいるとなると、面倒でも作らなきゃと思うもの。
ですが、時間をかけて作ったものがあっという間になくなり、残るは汚れた食器の山…ということが続けば、ママのモチベーションも下がるというもの。外食はお金がかかるし、毎食というわけにもいきません。
となると、知っておきたいのは、手を抜きつつ子どもの喜ぶものを作れるワザ。
『世界一早い! 家政婦makoのずぼら1分ごはん』から、知っておいて損はない、クイック簡単レシピをご紹介します。
まず、包丁、まな板は使いません!
「世界一早い」という強気なキャッチコピーのついた本書のレシピですが、それには理由があります。
まず、包丁、まな板は使いません! 切ったり、ちぎったりするのは、ハサミか自分の手を使います。包丁もまな板も、定期的にお手入れをしないと、だんだん使いにくくなったり、汚れてきたりしますよね。その手間から一気にあなたを解放します!
次に、使うのは調理に手間がかからないクイック食材のみ! 缶詰、薄切り肉、ゆで麺、味がすぐ決まる万能調味料など、どの食材にしようか、どんな味付けにしようかと迷う時間を大幅に削減します。
そして、簡単すぎるレシピ。ずぼら1分ごはんの基本は、「入れる」→「混ぜる」→「放置」の3ステップ! 器に材料を入れた段階で、90%完成なのです。
最後に、加熱は電子レンジかフライパンか炊飯器の3通りのみ。材料を入れて加熱したら、あとは放っておくだけのものがほとんどです。
常備したい!調理時短を助けるスタメン食材
手を抜いても、美味しさはあきらめない! これらの食材を常備していれば、もう安心です。
ゆで麺
水でほぐすタイプのゆで麺は、ゆでる時間を省けるため、夏でも冬でも重宝しますよ。ゆで麺でパスタ料理なんて荒技もあります!
缶詰
ツナ缶、サバ缶、コンビーフなど、忙しくて買い物に行けない時のたんぱく質補給に、頼りになります。
他にも豆やコーン缶など、とっても便利で日持ちするものを、買い置きしておくとよいでしょう。
味が決まる調味料
しょうゆ、砂糖、塩といった基本的なものに加え、さまざまな味が楽しめる調味料は、食卓にバリエーションをもたらしてくれます。
たとえば、「オイスターソース」と「レモン汁」で、エスニック風の味付けが可能って知っていましたか? 他にも「オイスターソース」と「ごま油」で、中華風の味付けになったり、いろいろ楽しめますよ。
使う道具は3つだけ
包丁とまな板を使わないとなると、使う道具は限られてきます。
キッチンバサミ、耐熱皿、保存袋の3つです。
キッチンバサミで食材を切るのに抵抗がある人もいるかもしれませんが、韓国料理屋さんに行くと、焼肉を切るのにキッチンバサミが出てきますよね。便利なことは、どんどん取り入れてしまいましょう。
また、耐熱皿の中には普通のお皿と見まごうものもありますから、チンしてすぐに食卓に出してもOK。
保存袋は、加熱しない調理の時に使いますから、安価なもので大丈夫です。
ずぼらレシピをチェック!
さて、いよいよレシピをご紹介していきます。
まずはゆでないゆで豚?! そう、ゆでなくたって、ゆで豚は作れるのです。すっぱい梅しそ味でごはんもすすむ、ゆで豚の梅しそ和えはいかがでしょうか。
【ゆで豚の梅しそ和え】
●材料(2~3人分)
- 豚薄切り肉(しゃぶしゃぶ用) 300g
- 酒 大さじ1
- A 梅肉(チューブ) 大さじ1
しょうゆ、砂糖 各大さじ1/2
しそ (手でちぎる) 8枚
●作り方
- 耐熱皿にA以外の材料を入れ、ふんわりラップをかける。
- レンジ(600w)で4分加熱する。
- 2をAで和える。
梅しそをゆず胡椒に変えれば、大人向きの一品に変身しますよ。