こだわって選び抜いたスキンケアコスメだからこそ、効果に満足して使い続けたいものですよね。
でも実際はどうでしょう?
肌に大きなトラブルが発生したわけではないのに、ここがダメ、あれがダメとダメ出しばかりして、使い切る前に次々と別のものを探しては使っていませんか?
そんな女性のあるあるに対し「せっかく買ったコスメの良さに納得できないのは、スキンケアの仕方に問題があるのかも!」とおっしゃるのは、ヘアメイクアーティストのchihoさん。
今回は、スキンケアの効果を上げる方法を教えていただきました。
洗顔料は、泡立て方で決まる!
洗顔料はただ泡立てるのでは、意味がありません。意識的に泡立てることで、正しい洗顔法が自然と身につき、首やデコルテまで洗えるベストな洗顔が出来ます。詳しくは、以下の流れで泡立ててみてください。
1.洗顔フォームの量は、チューブから出して1.5センチ程(指先から第1関節までの長さ)が目安です。
2.よく泡立てて、大きさはテニスボール大の泡に。泡の硬さは、泡を手のひらにのせた状態で、手を逆さにしても落ちないくらいにしましょう。
ちょうど、泡の一番上にツノが立つ状態になるのが目安です。泡立てネットを使ってもかまいません。この泡を顔に置いて、泡で顔を撫でるように洗います。手のひらは直接肌につかない状態を保ってください。時間は30秒が目安です。
この洗顔法で行うと、顔への摩擦がなく毛穴の中までしっかり洗えますから、肌状態もよくなり、洗顔料への満足度も上がります。(chihoさん)
乳液・クリームは点で置く
乳液やクリームは、手のひらに出して広げてから塗ると、手に吸収されてしまい、もったいないです。
乳液は10円硬貨大程の大きさ、クリームの量はパール粒1個分を目安にとり、指先で顔5点(額・両頬・鼻・顎)に置いたら中指と薬指を使って滑らせるように顔全体に伸ばしましょう。
最後に潤いをお肌の中にしっかり閉じ込めるように、手のひらで顔全体を包み込みハンドプレスします。
こうすることで、顔全体に乳液やクリームを行き渡らせることができますよ。(chihoさん)
ポイントメイクは先に落とす
クレンジングをするときに、ポイントメイクがついたまま、一度に洗顔してしまうのは、色物を顔の広範囲に広げていることと同じ。
これを毎晩繰り返していくと、特に薄く繊細な目周りの皮膚に、落ちにくい色物やマスカラの繊維などが入り込みますから、くすみや色素沈着の原因になります。
ポイントメイクを先に落とすことは、必須!くすみのない美肌をキープすると共に、後から入れるスキンケアの浸透力を高めることができます。
コットンにポイントメイクアップリムーバーを、500円玉硬貨大を目安に含ませて、目元、口元、眉メイクをしっかりと落としましょう。(chihoさん)