夫を「使えない部下」だと思おう

まず、“給与”にちなんで、育児&家事を夫と同じ、会社員の“仕事”のように考えてみることにしました。

この家では妻が管理職で、夫という使えない部下をどうやる気にさせるかで家庭という会社がうまく回るかが決まります。

夫の性格や特性を改めて理解する必要があります。

褒めて伸びるタイプか、叩いてやる気になるタイプか。

子育ての業務に関しては、どの分野が得意か、また父親としてどんなことをして欲しいか。

夫がした家事や育児に対して、感謝したり褒めることも管理職の仕事です。

自分とやり方が違うと注意しがちですが、すれば険悪になるので避けます。

できるだけ“やる気”を失わせないようにしなければなりません。

どうしても譲れないことは、最初にお手本を見せた時に説明しておきましょう。

ママ友との会合は、子供を育てる上での情報を交換する重要な打ち合わせだと思いましょう。

週に1回はノー残業デーを設け、有給も時には取りましょう。

妻のやり方次第で夫を変えられる!

こうして少しずつ夫ができる家事や育児を増やしていけば自信にもなるし、妻のやっている家事&育児を理解し、評価するようになるのではないでしょうか。

今回提案したのはほんの少し視点を変えるだけの方法で、もちろん他にも良い策があると思いますが、一度、やり方やルールを考え直してみることが重要です。

家庭が円滑に動くかどうかは、妻の考え方次第で大きく変わると思うのです。

しかし有給ってなかなか取れないものなんですよね。

夫ももうかれこれ6年くらい取ってないくらいですから……。

でも、筆者はどうにか取りたいと思っています()

こぐち・はるな 編集者/ライター。情報誌の映画担当編集者を経てフリーに。イヤイヤ期真っ盛りの男児と奮闘しながら、育児や家事のやり方に自問自答する日々。趣味は天然酵母のパン作りで、夢は小さなパン屋さんをオープンさせること。