「私ばっかり」という気持ち、尽くしすぎな気持ち
さて、男性は断るけれども、女性は断らない。このような関係が続いているカップルは、女性側が一方的にストレスをためることになります。
「なんで私ばっかり」「尽くしているのに報われない、愛情を返してもらえない」という気持ちになってしまうのです。
このストレスが積み重なると、ケンカに発展したり「私ばっかり我慢している」という気持ちが少しずつ会話の中で出てしまい、嫌味っぽくなったりひがみっぽい言い方になってしまうこともあります。
このストレスの原因は、断らないことにあります。
男性は信頼している相手…そう、彼女に断られたとしても、たいていの場合傷つくことはありません。むしろ「嫌なことなら断って当たり前」と思っている人が多いです。
ですから、もし「私ばっかり」という気持ちがわいてきているなら、都合が悪い時や受け入れたくないことは、しっかりと断わるようにした方がよいでしょう。自分の主張をすることで、きっとストレスが減っていくはずです。
うまく断るコツは?
とはいえ、いきなりきっぱり断るのも難しい…そんな方はうまく断るコツを知って、あらかじめ心の準備をしておいてはいかがでしょうか。
うまく断るためのオススメの方法を5つご紹介します。
1.その場で断るようにする
時間が経てば経つほど断りづらくなるもの。ですから「これは引き受けちゃダメだ」と思ったときは、その場ですぐに断ってしまいましょう。
2. 相手軸ではなく自分軸で判断する
断るのが苦手な人は相手を軸に考えて、自分の意見を心の奥底に押し込んでしまう場合が多いです。
相手ではなく自分を軸にして「引き受けたとしても、(自分が)不機嫌になってしまって結局二人の関係が崩れてしまう。なら断った方が二人の関係も崩れなくてすむ」などと考えておくと、自分の意見が言いやすくなります。
3. 嫌われることが悪いことではないと考える
嫌われることは悪いことではありません。ただ単にその人との関係が変わるだけで、あなたにとって良いことになるか悪いことになるかはまた別の問題です。
嫌われるのが怖くて断れない方は「関係が悪くなっても弊害がないのであれば断ったって良い」と考えるようにすると、断ることへの抵抗感が軽減されるかもしれません。
4. 男性相手には断った理由をくどくど説明しない
男性が相手の場合は、こちらから断る理由を詳しく説明する必要はありません。
なぜかというと、男性は断られたら「次の人を探そう」と気持ちを切り替える人が多いからです。納得してもらおうと詳しく説明すると、逆に気を悪くさせてしまうおそれがあります。
5. 女性相手の場合は気持ちをくみとる・フォローを入れる
女性相手に断る場合は、相手の気持ちをくみ取ることが重要です。
「今回は無理だけど、頼りになる人を紹介するね」などのフォローを入れるのもおすすめです。
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正直に断ることは自分自身にとっても、また相手との良好な関係を保持するためにも大事なこと。断った方が良い場面に出くわした時はぜひ、勇気を出してみませんか。
原作:織田隼人