いつもならここから9期&10期のMCコーナーが行われるが、本日のプログラムは、卒業する光井愛佳の卒業セレモニーに変更された。赤いチェックの衣装を着て登場した光井は、紫のサイリウムに包まれながら「今まで本当にありがとうございました」と言い、現在の率直な心境を綴った手紙を読み上げる。「卒業が突然で本当にすみません。皆さんの気持ちの整理がついてないかもしれません。わたしも一瞬耳を疑いましたが、足のことを考えると早い方がいいと考えてくださり、卒業を決めました」という。いつも笑顔で周りを明るくし、時には9期10期らの面倒見係として憎まれ役を買って出た光井愛佳。彼女は左距骨疲労骨折のため、今回のツアーのすべてには参加できなかった。「これから私はひとりの女性として社会に出て、これまで経験してなかったことをして、夢をみつけて歩いていきたいと思います」と言って、会場から大きな大きな声援を受ける。メンバーからひとりずつメッセージをもらうと、ひとつひとつの言葉に相槌を打って、感謝を述べて、最後まで涙ではなく笑顔で皆と接していた光井さん。大きな愛情をもって他者に接することができる彼女の優しさを、最後まで痛感させられた。アルバム「プラチナ9DISC」に収録されているソロ曲「私の魅力に気付かない鈍感な人」を歌い、みずみずしさいっぱいの伸びやかなキャンディボイスを披露し、客席を魅了した。
ライブはいよいよ後半戦へ突入。シンガロングで大盛り上がりのメドレーを4曲畳み掛けたあとは「日本武道館のみんな!ライブビューイングのみんな!まだまだ声出していくよーーーー!!」と「12,スマート」に収録されている「彼と一緒にお店がしたい」、そして最新シングル「恋愛ハンター」、アルバム収録の「OK YEAH!」、あっという間に会場は熱狂の渦に。とにかくアリーナ&2階&3階みんなで行われる「恋愛ハンター」の振りコピは本当に圧巻だった。