会場には涙のセレモニーをぶっ飛ばすようなダンスナンバー「Happy Night」のリズムが響く。「今夜あなた元気かーい!」と叫ぶガキさんに、ふたたび会場のボルテージがMAXに。そして「本当に最後の曲になります。みんなで、歌いましょう!」と「涙ッチ」。涙は止めなくていいんだよ、というこの曲、途中のラップパートをファンキーに決め、ガキさんは最後までパワフルに、強くて美しい、その勇姿を皆に見せつけた。曲中にはキミドリと紫の銀テープが打ち上がり、涙と笑いで最高潮に高ぶる会場に降り注ぐ。

ガキの頃みたくまっすぐに
泣いて笑ってたくさん食べて
人間らしく誇り高く
あしたをこっちのペースに巻き込むのさ


最後に、メンバーとファンによる「涙ッチ」のオーサビの合唱が、会場に響き渡ったのだった。

「どうもありがとうございました!モーニング娘。でした!!!!」

花道のはじっこからはじっこまで挨拶をしてまわるメンバー。最後にはガキさんによる「10年分の、楽しかった人~~~~~~???」「はーーーーーーい!!!!」のやりとりをして、「ありがとうございました!モーニング娘。の新垣里沙でした!」といって、アンコールの最後を締めた。

…それでも止まらない「ガキさん!愛佳!ガキさん!愛佳!」のコールに応え、Wアンコールでステージに新垣&光井のふたりが登場。新垣が「大好きだったモーニング娘。に加入して、駆け抜けてきた10年間、本当に幸せでした。そして今日はモーニング娘。人生の命を、思う存分燃やし尽くすことができました!」と晴れやかな笑顔を見せ「これからも変わらず、モーニング娘。を愛してください!」とお願いした。ふたたび花道のはじっこからはじっこまで「ありがとう」を言いながら歩き、最後の最後で、本当に最後の「楽しかった人~~~~~~~~???」「はーーーーーーーい!!!!!!」を行い、約3時間弱のステージを終わらせた。ふたりが退場したあとも、会場には「今までありがとう!!」の言葉が、ずっとずっと飛び交っていた。