そう、そうなんです! 自分のモットーとしては、“役作り”というか“その人になって作品を作りたい”って、自分の中にいつもあったから。
前回出演した『クザリアーナの翼』や、(ミュージカル)『AKB49』のときもそうで、今回も同じ気持ちで臨んでいるんです。
キャロルは、今の私の年齢よりも10歳くらい若い設定なんですが、稽古中に皆から言われることがあるんです。「その台詞を、そんな自然にキャピキャピ言えるのがすごい」って。
10歳離れているけど、つい最近までアイドルをやっていたことも大きいのか、すぐ自然に出せる“キャピキャピ感”があるみたいなんです。
自分では分からないんですよ。でも見ている人から、「キャピキャピ言えるのがすごい」って言ってもらえて。私にとっては普通のことなんです。だから、“キャピキャピ、なのかな…??”って、思ったり(笑)
でも、聖子さんは、そういうのも自分の中で1つずつ細かく確認をして、でも、それがすごく作られているっていう感じじゃない。自分のものにされたキャロルだから“本当にスゴい人だ”って、日々感じてるんです。
素晴らしい方と一緒の舞台に立てる…、と言ってもWキャストだから同じ日に出られることはないんだけど。でも、“同じ役をやらせていただけて本当によかった”って、聖子さんから毎日感じさせてもらってます。
ーー“自分がいない舞台”を客観的に見られるのは、Wキャストだからこそ。なかなかできない経験ですよね。
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