カメラ目線の笑顔を撮るには?
——子どもが全然カメラを見てくれない時に子どもの目線をカメラに向けさせたり、自然な笑顔を写真に収めるためのコツはありますか?
大崎:幼稚園や保育園での撮影では、カメラの近くでぬいぐるみやおもちゃを動かしながら子どもに声掛けをすることで、カメラに笑顔を向けさせるようにしています。
スマホの場合は、スマホを顔の前に置き目隠しにして「いないいないばぁ~」をやると、高確率で目線アリの笑顔が撮影できますよ! あとは、撮影するのが毎日一緒にいるパパやママなので、たくさんスマホで写真を撮って慣れてもらえれば、自然な笑顔を向けてくれるんじゃないかな?
では、やってみましょう! 「いないいない……ばぁ!!!」
——おぉ! とびっきりの笑顔です!
オシャレな構図で撮るための5つのテク
——オシャレな構図で撮る方法というのはありますか? どうしたらいいのかわからず無難に真正面、真ん中の構図ばかり撮ってしまいます。
大崎:写す主題や副題、背景などの要素を全体のバランスや効果を考えて配置することが大切です。どのような構図にするかで、余韻が生まれ、撮影意図が伝わりやすくなります。
構図の種類はたくさんあり紹介しきれませんが、初心者でも作りやすい基本的な構図とポイントを挙げてみましょう。
——ぜひお願いします!
(1)高さ・奥行きなら「縦」、広がりなら「横」
まず、カメラの構え方で写真は縦位置と横位置に分けられます。一般的に縦位置は高さや奥行きを表現でき、横位置は広がりを表現できます。
(2) フォトジェニックになる黄金比は「三分割」がポイント
画面の縦と横をそれぞれ三等分する線を引き、その線上や交点、対角線上に主題を配置する方法。撮影する際、画面にこの「グリット線」が入る設定にしておくと、オシャレな構図を作る目安になりますよ。
この線の交差するポイントに被写体を置くと自然に空間があけられ、初心者でもフォトジェニックな構図が作りやすくなります。
正面から撮りがちなすべり台のシーンも、三分割法に連写と流し撮りを合わせて使うと印象が変わりますね。