タレントの小倉優子さんの夫が妻の後輩タレントと不倫関係にあったという報道は、記憶に新しいところ。

夫は、ヘアメイクアーティストで美容室経営の菊池勲さん。2人は離婚か、と注目されていますが、一方、8,000万円ともいわれる夫の年収を理由に小倉さんが迷っているのでは、などといった憶測まで飛び交っています。

このような「妻の妊娠中に夫が浮気」というのも、当たり前のように耳にする話。あなた自身に起きても、不思議ではありません。

プライドをズタズタにされて離婚したいけど、お腹には赤ちゃんがいる……。こんなとき、どっちの選択肢が正解なのでしょうか?

26年間で3万件以上もの離婚カウンセリング実績を持つ夫婦問題研究家・岡野あつこさんに、「妊娠中でも離婚すべきとき」と「離婚すべきでないとき」の境界線について聞いてみました。

境界線1:経済面での不安がないかどうか

離婚を現実的に考えたとき何より大切なのは、自分(妻)の生活力。共働き家庭が増えているいま、経済面で自立できる女性も少なくないそうです。

「女性が専業主婦か、仕事を持っているかによっても、離婚する、しないの判断は分かれます。たとえば女性が産休中で復職予定なら、離婚後も自分の収入と夫からの養育費で生活していけますよね」

逆に、高収入である夫との生活に慣れていると、離婚後の生活には不安が残ります。

境界線2:実家を頼れるかどうか

また、“親のサポートがあるかどうか”も、大きなポイント。実家に身を寄せることができる、あるいは夫と別居しても親から経済的援助が期待できるなら、夫から離れることもアリだそう。

「ただ、すぐに離婚はすすめないですね。いつも言うんですけど『離婚はいつでもできるから』と。夫に原因がある場合は、急がずにしっかり準備して、経済的にも精神的にも、子どもと自分が不幸にならないようにしてほしいんです」

まして働ける見込みもなく、親も頼れない場合は、離婚は避けるべきだそうです。