累計500万PVを誇る、宮田レイシープさんの人気ブログ『さようなら、憂鬱な木曜日』。
このブログの「子供の泣き声NGなカフェの対応について」というエントリーがいま、インターネット上で大論争を巻き起こしています。
記事が公開されたきっかけは、こちらのツイート。
外出中、駅前の小さなカフェで娘2人とランチに入店、オーダー後眠かったのか次女がママ〜とぐずぐず言いだすと、3,40代の店員が「子供の泣き声はうちの店NGです」と即刻退店させられた。店の雰囲気を見て入店したつもりだったが、まだまだ子育てしにくい社会である
— ふらいと13 (@doctor_nw) 2016年8月14日
飲食店で子どもが突然泣き出すのはよくあることですよね。
しかし、そのせいで退店させられた経験のある人はどれくらいいるでしょうか……?
にわかには信じがたいこの事件。宮田さんの記事や寄せられたコメントを紹介しながら、親子、店、そのほかの利用客それぞれの立場から考察していきたいと思います。
→リサーチ実施! 「子どもの泣き声NG」カフェ、あなたはどう思う?
店側の対応がネット上で批判の嵐!
まず、宮田さんはこのツイートに対し、「退店させられた当事者からすると、深い驚きと悲しみに包まれたのではないかと思う」と同情の気持ちを表しています。
一方で、批判的コメントも多数寄せられました。
例えば、「口コミで広まってお客さん、減ってしまえと思いますね」「もうちょっと寛容な社会であって欲しいです」などなど……。
宮田さんはこれらの考え方を、「『子どもの泣き声を受容できない社会』に対する悲しみと問題提起」とし、「私自身、このツイートを見たときは、『なんて失礼なカフェだ』『こんなカフェは淘汰されてしまえ』と思った」とも記しています。
同じように感じる方も、多いことでしょう。
筆者には2人の子がいますが、「この10年ほどで日本の社会は格段に子育てにやさしくなったな」と感じています。
たとえば、駅やショッピングモールの授乳室やおむつ替えスペースの増加。ファミレスの多彩な乳幼児メニュー。小さな子連れでも安心して外出できるのは、ありがたいことです。
けれども個々レベルの対応となると、いまだ発展途上なのかもしれません。
店側はほかのお客さんを守ったのか
親の立場では、ショックな気持ちや店側への批判しか浮かびませんよね。しかし宮田さんはあえて一歩踏み込み、店の立場になって全体を見渡します。