水牛のモッツァレラ

モッツァレラ・ディ・ブッファラと、そうでないモッツァレラはどれだけ味が違うのか。
今井さんによれば、クリーミーさがまったく違うという。

実際食べ比べると一目瞭然。いや、一舌瞭然である。
水牛製のほうが、クリーミーで濃厚。しかも弾力がある。
今回注文しなかったが、イオヴィーネのモッツァレラ・ディ・ブッファラだけも食べられるので、いつも食べている牛乳で作った国産モッツァレラと比較してみると面白いかもしれない。

もちろん、この店でもナポリピッツァを代表する「マルゲリータ」を出しているのだが、ふつうのモッツァレラと水牛のモッツァレラを使った2種類のマルゲリータがある。
せっかくなので、水牛のモッツァレラで作った「マルゲリータ・ブッファリーナ」(1280円)を頼んだ。

 

 

マルゲリータ・ブッファリーナ

生だと、水牛とそうでないものの違いが明確なのだが、焼いてしまうとわからなかった。
ふつうの「マルゲリータ」(980円)とマルゲリータ・ブッファリーナを食べ比べるとその違いが明確かも。

ナポリピッツァの名店が初出店したこともあり、ピッツェリア業界からも一目置かれている。
本場の味はなにがどう違うのか、試してみたい。本記事を見て、ピッツァ・フリッタのおいしい食べ方を覚えておくと、注目を浴びるかも。

ラ・フィーリア・デル・プレジデンテ
神奈川県横浜市中区常盤町5-59
045-228-8846
11時30分~15時(14時30LO)、17時~23時(22時LO)
日曜、第1月曜休

東京五輪開催前の3歳の時、亀戸天神の側にあった田久保精肉店のコロッケと出会い、食に目覚める。以来コロッケの買い食いに明け暮れる人生を謳歌。主な著書に『平翠軒のうまいもの帳』、『自家菜園のあるレストラン』、『一流シェフの味を10分で作る! 男の料理』などの他、『笠原将弘のおやつまみ』の企画・構成を担当。