アンコールでは、バンドメンバー紹介が行われ、美央は「(Kに誘いたいプロジェクトがあるって言われて)2人でびっくりドンキーに入ったんだけど、メニューを開く前にやるって即決したよ!(笑)」とお茶目に語った。

多忙ながらも、どの仕事よりもKのサポートを優先したというMASATOは「K、愛してるよ!」とラブコール。

緊張しつつも「ギタリストがセンターに1人で立って歌うというのはというのはなかなかできないことです」とKのチャレンジに対するリスペクトの気持ちを語ったCazqui、そして毎日連絡するほどKの作る新曲を待ち望み、「K兄、なかなかやるじゃんって思った(笑)。カッコいいよ」と兄貴分のことを自慢げに語ったSORAも微笑ましい。

横田が「(マニピュレーターとして誘われて)最初は袖にいるのかと思ったんですよ! でも、「SORAの隣りね!」って言われて(笑)。楽しくやらせてもらった」と笑顔でオチをつけ、Kがどれだけ仲間に愛され、望まれてステージに戻ってきたのかが垣間見える一幕だった。

SORAの私物だというhideのシグネチャーモデルのギターを手に、KとSORAがリスペクトしてやまないhideのナンバーから『ROCKET DIVE』と『D.O.D』を立て続けに披露。

元々はベーシストだったところからギタリストに移行し、遂にはマイクを手にとったK。彼の音楽に対する探究心と、柔軟な姿勢のルーツはやはりhideなのだと強く感じさせられる、印象深い光景だった。

「好きなメンバーと音出して音楽やるって、やっぱり最高なんだなって思いました。これからも大切な時間を作っていきましょう!俺でよかったら、付き合って……、 違うな、ついてきてください!(笑)

俺でよかったらって、なんか告白みたいになっちゃった(笑)」

誠実に語ろうとするあまり、好きな女性へ告白するようなMCになってしまったことに照れながらも、「俺からのプレゼントです!」と叫んでアンコールラストは『ケミカルロマンス』。

あの日、会場にいた全員が大好きだっただろうBORNの名曲だ。ファンは歓声をあげてモッシュし、拳を突き上げた。

BORNの残したものは切なくなるほどに、あまりにも大きい。でも、だからこそKは前へ進んで行けるのだろう。

やまないアンコールに応えて、最後にWアンコールで『Screaming for~』と『Rebirth』を放ち、この日のライヴは幕を閉じた。

歌に関してはまだまだ伸びしろのありそうな部分もあったが、とてもソロ一発目とは思えない充実度と熱気に、今後の活動への期待が高まるばかりだ。

“Rebirth of the Kingdom”。5月26日にZepp DiverCityで終わった音楽の王国は今、新しい形で復活した。

きっとこれからまた、着々と領土を広げていくはずだ。

セットリスト

01:「affecet」
02:Rebirth
03:Raging pain(仮)
04:MAD whistle
05:雀羅(仮)
06:HARMLESS(仮)
07:Lily
08:MY WORLD
09:decoy(仮)
10:4/4Party
11:the beautiful hate
12:Rotten cherry
13:Screaming for~

~アンコール~
14:ROCKET DIVE(cover)
15:D.O.D(cover)
16:ケミカルロマンス

〜Wアンコール〜
17:Screaming for~
18:Rebirth

ライブ情報

K ONEMAN LIVE『-The raging party- & Mio birthday』開催決定!

11月16日(水)渋谷REX
Open:18:00 / Start:18:30
前売:¥4,000 / 当日:¥4,500(税込・Drink代別)

チケット販売情報
■ PS mobile先行受付
8月22日(月)14時よりPS mobile先行受付スタート!

K ONEMAN LIVE『-RIOT TO DREAM-』開催決定!

12月23日(金・祝) 高田馬場AREA
Open:17:30 / Start:18:00
前売:¥4,000 / 当日:¥4,500(税込・Drink代別)
10月3日(月)よりPS mobile先行受付スタート