愛する夫とは、いつもラブラブでいたいと思いますよね。

愛情と信頼をお互いに持ち続けるためには、距離が近すぎてもダメだし遠くても不安を覚えます。「程よい距離感」は、つかず離れずを意識するのが正解です。

では、「程よい距離感」はどうやって掴むのか、また崩さないためには何に気をつければいいのでしょうか。

夫婦で感じる「居心地のよさ」はそれぞれちがう

1.「なんでも共有する」のは義務ではない

「夫婦であるならお互いのことは何でも知っておくべき」と考える妻がいますが、本当にそうでしょうか。

確かに、仕事やお金のことなど、一緒に生活していくうえで把握しておかなければいけないことは多いですが、たとえば「夫がランチで何を食べたか」「私が女友達とどんな話をしたか」など、個人的な部分まで共有しあうのは、踏み込みすぎになるときも。「“報告”しなければ」と思うと、それがプレッシャーで会話から逃げたくなる恐れもあります。

ふたりで共有したいのは、「相手に知っておいてほしい情報」です。たとえば、「○○と会ってね、○○にこんなお店がオープンしたって聞いたの。今度行かない?」など、夫に覚えておいてことなどを積極的に話したいですね。

2.お互いの「好きなもの」を明確にする

長い年月をともにする夫婦なら、お互いに何が好きかを常に伝え合うことで関心を持ち続けられます。

昔はハンバーグが好物だったとして、今はコロッケのほうが好きになったけれど、それを伝えない限り相手は知ることができず、普段の食事や外食などですれ違いが起こりますよね。食べ物や着る服、観たい映画のジャンルなどは、そのときによって変わります。「最近はカンフー映画にハマっていて」など、”今の“関心を伝えることが新鮮な気持ちを呼び、またそれを一緒に楽しもうという行動につながります。

もちろん好きなものが変わらないことも多いですが、それも今のふたりに合わせてアップデートするのが理想です。

程よい距離感は、「相手がいま、何に興味を持っているのか」を忘れないことで関心が遠ざかるのを防ぐのですね。

3.一人になりたいときに邪魔をしない

落ち込んだり考え事をしたかったり、一人の時間が欲しくなるときもあるでしょう。仲の良い夫婦は、それぞれの時間を尊重することで「心のエネルギー」を溜める機会を奪いません。

気をつけたいのは、夫が「一人になりたいんだ」と言ったときに、「どうしたの?話してくれないの?」と無理に言わせようとすることです。

心配する気持ちは理解できても、何があったかを口にするのが苦痛なときもあり、それよりも「わかった。何かあれば言ってね」と気持ちよく送り出す姿勢が、夫にとっては嬉しいものです。

一人になりたい時間を邪魔しないのは、それだけ信用があるから。そして、助けが必要なときは話してもらえるという信頼を感じるから。

程よい距離感に必要なのは、深い心の結びつきです。それを実感できるのが一人の時間を尊重することであり、離れていても信じ合える自信がふたりの絆を育てます。