4周年ライブではついに伝説のユニットが初登場
さて、そんな勢力拡大中の「あんスタ」のバーチャルライブである「DREAM LIVE」、通称「スタライ」も今回で4回目 。第2回、3回に続き今回の舞台もポップカルチャー界の聖地・幕張メッセから始まった。
「ゲームキャラが幕張メッセでライブ?」と驚く人もまだまだ多いとは思うが、2009年に始まった初音ミクのライブコンサート以来、3DCGキャラを起用したステージは急速に進化を遂げ、もはや手が届きそうな距離感に震えるほどのリアリティに達している。
楽曲は全て生バンドによるリアルタイム演奏、そして様々な技術を駆使して表現されたたアイドル達の卓越したダンスや歌唱、そしてライブならではのトークがミックスされたステージは、多くのプロデューサー達(観客)を陶酔させるに値する〈もう一つのリアル〉とも言える近未来型エンターテインメントとして確立しているのだ。
回を重ねるたびに登場ユニットが増え、今回は待望のRa*bitsとValkyrieも初参加にしてフル参戦。さらにアプリの主軸となるTrickstarを始め、紅月、UNDEAD、Knights、流星隊、2wink、Switchも登場し、過去最大ヴォリュームでの開催となった。
内容は“SCATTER”と“REFRACT”の2タイプあり、出演する6ユニットが入れ替わる方式で、ツアー初日の15日にはTrickstar、紅月、Knights、Switch、Ra*bits、Valkyrieの6ユニットが登場した。
前半と後半の2部構成というのは形式上で、実際は休憩時間と称されたユニット紹介コーナーを挟んだ2時間半ノンストップのライブステージ。各ユニットが登場するたび全方向から黄色い声援が飛び交ったが、取材班が訪れたのは初日とあって一段と熱を感じたのは初登場のRa*bitsとValkyrieの2ユニットだった。
Ra*bitsの愛くるしい衣装がふわふわと揺れるたびに幸せな歓声が沸き起こり、芸術的センスを誇るValkyrieのステージの完成度の高さには「これが伝説の!」といった感動の吐息が漏れた。