1度冷えた体は温まりにくい
体温は35度以下の状態が続くと30分で死んでしまうと言われています。
被災すると体温が奪われやすく、一度冷えてしまった体は温まりにくいようですから、夏でも体を温めることを心掛けなければなりません。「銀色の薄いシート」が役立ちますから備えたいですね。
子ども1人でも3日過ごせるリュックを準備
被災して親が勤務先から自宅に戻れなくなると子どもは1人になってしまいます。そうなると子どもは1人で3日間を過ごさなければなりません。
家族全員分の避難用リュックを1まとめに用意しておいても、いざという時子どもはそれを持ち出せませんから、子ども用リュックに500mlの水を4本、非常食やヘッドランプなどをコンパクトにまとめておく必要があります。
市販されている非常持出リュックセットは役に立ちません。自分用にアレンジする必要があり、イメージとしては1泊2日の温泉旅行に持っていく荷物に貴重品、水、食糧、ヘッドランプを追加です。
子どもが自宅で1人でも生活できる様に、日常から水や食糧の備蓄場所や調理方法、カセットコンロの使い方を教えておきましょう。子どもが火を使うことに不安を感じる年齢ならば、調理不要で食べられる非常食の準備が必要です。
意外に準備されていない!「笛」や「ヘルメット」
挟まれて脱出できなかったり、閉じ込められて出られなかったりした時には誰かの助けが必要ですが、そんな時に役立つのが「笛」です。
また大切な頭を守るためにはヘルメットが必要ですが、こちらも準備していない家庭は多いと言います。特に頭部出血は止血が困難となりますから震災時には絶対に必要です。
また、被災時は指先の保護も大切ですから、軍手ではなく、手が切れないような革手袋の準備もしましょう。
水は1人1日4リットル必要
ペットボトルの水を段ボール買いしてストックしている家庭は多いですが、家族4人、2リットルのペットボトルを1ケース(6本)準備しているだけで安心していませんか?
水は1人1日4リットル必要となり、それが3日間ですから、4人家族で2リットル入りペットボトルが24本必要になる計算になります。食糧よりも水が大切です。
人が多い住宅地では、水の入手がとても困難になりますから、家の隙間を見つけ、ペットボトルを置いていきましょう。
被災しても1日最低1800キロカロリー食べる
被災すると食べ物を節約し、食べなくなる人は多いですが、1日最低1800キロカロリーは食べないといけません。食べないから身体が動かなくなるそうです。
7日分の家族の食料がどれだけの量になるのか、再度見直す必要があります。最低でも1週間買い物に行かなくても大丈夫な食糧を備蓄しておきましょう。
車の中に防災用品をストック
停電した室内に比べ、車はエアコンも使えますし、スマホや携帯の充電も出来るためいざという時に役に立ちます。
情報収集にはカーラジオも使え、車中泊もできますから、車の中に水や食料、LED照明や防寒用品、簡易トイレなどをストックしておくと安心です。車で移動中に被災した時にも役に立ちます。
子どもをチャイルドシートに座らせると、移動中は揺れに慣れているため、余震が来ても怖がりません。
普段から車のガソリンを満タンにしておきましょう。被災地からの脱出にも役立ちます。