それでもなお、「俺たちが楽しいと思うことをやってみてよ! バンギャルはバンドのための軍隊じゃないのかよ!」と、“暴れ”を求めるかのように、イントロからスクワットのある『机上の空論実行部隊』で後半戦はスタート。一息つく間もなく『少女戦闘員M、踊る。』、『ツンドラの暴君』と、本当に容赦のないスパルタ式セットリストを投下するところに、バンドの本気を感じる。
さすがO-EAST、この日はスモークなどの特効も使用されていたものの、クラオカはスモークド真ん前に立ちふさがり、フロアからはまったく見えないという謎のパフォーマンスがあったことも書き記しておきたい。
情念をぶつけるかのような『TDL』、フロアに「光るトレーニングモッシュ棒」(※正式名称)が広がる『12モンスターズ』と続き、『少女怪獣バンギャルラ』、『ぱやぱや』と、えんそくの核と呼べる曲を披露。
観客の拍手に包まれながら「お〜い! 不必要に“活休モード”出してるんじゃねえよ!」と、自らしんみりとした雰囲気を破壊するぶう。そして活休期間について「なるべく早く帰ってくる」と宣言。
「こんなこと言いたかないですけど、えんそくは14年やって、活休ワンマンのEASTすらソールドしないようなバンドですよ。でもね、“こんなもんだろ”と思ってる奴はいるんですか? 俺は、まだまだこんなもんじゃないって思っている。えんそくは、もっと売れる、ぜってぇ売れるべきだなって思ってるんですけど。皆もそう思ってますよね!?」ぶうの言葉に、大きな拍手でこたえる観客。
そしてぶうは続ける。「だとすればですよ! 期待にこたえる15周年でありたいんですよ! 泣いてる場合じゃないですよ。YouTubeだって、ネットのサブスクだって解禁したぜ? 皆の口コミ力信じてるぜ! こっから先もぶっ飛ばしていくよ! これからもえんそくはどんどん続いていって、終わらないえんそく、夢を叶えていく姿を見せていこうと思います」
叶えた夢のひとつである筋肉少女帯のカバー『最期の遠足』、続けて自主的に作ったというアンサーソング『最後のえんそく』で、本編は終了した。
アンコールの声が響く中、15周年記念ワンマンを、(異様にもったいぶって)中野サンプラザで行うことを映像で発表。
アンコールは1曲目は『流星雨』、いい雰囲気になったと思えば「EASTも埋まってねえのに(中野サンプラザでワンマンするのは)“バッカじゃねえの”と思ったろ!」と再び空気を破壊。「バンドマンはバカやってみせるためにいるんだ! バカがやれるうちはえんそく、大丈夫!」と、誇らしげなぶう。
そして『とってもマッケンロー』では恒例のミドのベースソロ(開放弦のみ。通称“バカのベースソロ”)、『狂ったセカイと時計仕掛けの神様』を投下し、『メメメント・メメモリィ』では、ラストを締めくくるように色とりどりの風船がフロアに降り注ぎ、この日のステージは幕を閉じた。
しばらく会えないけれど、えんそくは「大丈夫」。復活するその日まで、いっぱい宣伝しようね! そしてまた、皆でバカをやろうね!
スケジュール
LIVE
2020年3月12日 (木) 中野ゼロ大ホール
えんそく復活無料ワンマン「5次元シティへいこう!―入リ口―」
[OPEN] 未定 [START] 未定
[前売]¥0[当日]¥0 (税込)
【出演】えんそく
【チケット】詳細後日
-------------------------
2020年5月24日 (日)名古屋E.L.L.
地方都市三大無料ワンマン「5次元シティへいこう!―名古屋からの道―」
2020年7月18日 (土)仙台darwin
地方都市三大無料ワンマン「5次元シティへいこう!―仙台からの道―」
2020年8月15日 (土)大阪BIG CAT
地方都市三大無料ワンマン「5次元シティへいこう!―大阪からの道―」
[OPEN] 未定 [START] 未定
[前売]¥0[当日]¥0 (税込)
【出演】えんそく
【チケット】詳細後日
-------------------------
2020年10月22日 (木) 中野サンプラザホール
えんそく15周年超特大ワンマン「5次元シティへようこそ!―日ノ出―」
[OPEN] 未定 [START] 未定
[前売]¥未定[当日]¥未定 (税込)
【出演】えんそく
【チケット】詳細後日
RELEASE・2020年1月15日(水) CD/DVD同時発売
Best&Boost ALBUM
「BEYOND BENTO BOX ~ボクラの5次元弁当箱~」
TKRD-B1015 ¥3,500(税込)
LIVE DVD
「夢遊病者の国へ~14才になるえんそく~in TSUTAYA O-EAST」
TKRDD-0002 ¥5,999(税込)