小学生の嫌いな科目の上位にも入る国語。特に、1年生のときより、2、3年生と進学するに従い嫌いな人も増えてくる傾向が、学研教育総合研究所の調査によって明らかになっています。
しかし、好きな科目でも上位に入る国語。テストで良い点数がとれたり、理解したりするとやはり好きになる人も多いようです。
そんな国語の力を上げるのに必要な読解力。読解力が上がれば、国語だけでなく、他の科目の教科書やテストを理解する力も養われ、全体的に成績が上がるかもしれません。
今回は読解力が上がったという東フィンランド大学の研究を元に、能力を上げる食事のコツをご紹介いたします。
読解力を上げるには小学2、3年生の食事が肝!
“本を読む”、“ドリルで勉強をする”、このような事以外にも、国語の力をUPさせるためのサポートするものがあるのです。
それは、日頃の食事。というのも、読解力と「食事の質」に関連性があると、東フィンランド大学などの研究により分かりました。
その研究では、日頃から野菜や、果物(特にベリー類)、そして魚や全粒穀物など、不飽和脂肪酸が多い食べ物を食べるお子さんは、そうでない子どもに比べて読解力テストで高い得点を取る傾向があったとの結果でした。
1年生の時点では、食事の質と読解力の関係はなく、2、3年生になると関連性が出てきたとのことなので、成長するに従い、食事の質を、より考慮していくことがお子さんの読解力を上げていくサポートになるようですね。
読解力を高めるためにお勧めの食事とは
では、どんなものが良いのでしょうか。
「不飽和脂肪酸」というと、油=太るというイメージですが、いわゆる“良い油”とされているもの。常温で液体の油で、植物や魚の脂に多く含まれています。
オリーブ油のオレイン酸やいわしやサンマなどの青魚のDHA・EPA、エゴマや亜麻仁のα-リノレン酸などが不飽和脂肪酸になります。
その他、くるみや松の実、アボカドなどにも多く含まれているので、日頃から食事に加えるようにしたいですね。
ただ、油である以上カロリーも高く、また高温調理をすると質が落ちるので、液体は大さじ2杯/日、魚は1尾(80g)/日、種実は20gほどを、生で食べたり、ドレッシングにしたりして摂るようにしたいですね。