女の子と男の子は、生まれつき違った特徴を持っています。また子どもの年齢によっても、育て方は変わってくるもの。
赤ちゃんから大学生まで、幅広く約12,000人の子どもを指導し、20年にわたって研究を重ねてきたキッズコーチング協会理事長の竹内エリカさん。
竹内エリカさんの著書『女の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方』では、女の子に合った「明るい子になる育て方」が紹介されています。
そこで本書の中から、女の子のママが覚えておきたい4つの行動をピックアップしてお届けします。
赤ちゃんは声の調子でママの機嫌までわかる
妊娠中から、赤ちゃんにクラシック音楽を聴かせると良いと聞いたことはありませんか?
実際に、妊娠期からやさしい音楽を聞かせると、生まれてからの食欲と成長が高まるというデータがあるそうです。
ただしこれは、性別によって異なります。男の子に対しては、音楽を聞かせても変化がない場合が多く、女の子は成長が早まる傾向があるのです。
この理由について、「男の子よりも女の子の方が聴覚にすぐれていて、小さな音もよく聞こえているため、言葉の理解と習得も早いといわれています」と竹内さんは説明しています。女の子には、積極的に子守歌をうたってあげましょう。
また耳がいい女の子は、声の調子でママの機嫌までわかってしまうので、穏やかに話しかけることが大切。口調が荒くなったり、赤ちゃんの前で夫婦ケンカをしたりすることは、なるべく避けるようにしたいですね。
1日30分子どもと向き合えば、2歳の反抗期が楽になる
家事や子育て、仕事……。忙しい毎日の中で、子どもと向き合う時間は取れていますか?
魔の2歳児ともいわれるように、子どもが2歳になると反抗期で手がかかるというイメージがあるかと思います。子どもの行動から、子育てに悩むこと、イライラすることもあるのではないでしょうか。
2歳は、学びの力が完成する大切な時期。竹内さんは「1日30分だけ、子どもと本気で向き合う時間を作ってみてください」と勧めています。
子どもと目線を合わせて座り、子どものしたいことを観察し、一緒に楽しむ時間です。スマホを片手に、テレビを見ながら、掃除をしながらなど、何かをしながらではNG!
この時間により、子どもは穏やかになり、ママは子どもがいま、何に興味があるのかがわかってくるそうです。とはいえ、30分まとまって時間が取れない方もいるでしょう。その場合は、10分ずつ小分けにしても構わないとのこと。
1日30分、子どもと向き合うことで、イヤイヤ期をうまく乗り切りたいですね。